タレントの石原良純が、30日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にゲスト出演し、今月10日に亡くなった俳優・渡哲也さん(享年78)について語った。
良純は「一言ではちょっと言えないところなんですけど」と切り出し、「たぶんみなさんは『すごく優しくて笑顔がチャーミングな方』と思うんでしょうけど、僕は怖かった……怖かった。その怖いのの何倍も優しいことに気づいたのは随分と経ってから」と告白。
『西部警察』を撮影していた頃には「良純はいつも明るいところが良い」と褒められたが、「明るいわけないんですよ。だって怖いから」。『西部警察』で初めて参加した地方ロケでは怒られたこともあり、その当時の写真では確かに笑顔を浮かべていたという。「到底怒られているようには見えない」と自身の表情に首を傾げ、「でも、あの時にどういう表情をして聞けばいいのか分からない。笑うしか……笑うではないけども」と回顧した。
そんな苦い思い出も、「あれは『明るくいろよ』ってことだったのかな。要するに、仕事現場では明るくいるということが、僕らの役目なんだと。だんだん後から色んなことが分かってきて」と解釈するように。最近では、「お前、がんばってるな」と電話で褒められたこともあったそうで、「語り尽くせない。あのシーンの裏にこんなことがあったみたいな話が多くて」と懐かしんでいた。