俳優のムロツヨシが、主演する日本テレビ系ドラマ『親バカ青春白書』(毎週日曜22:30~)で、9月5日に放送される第6話の監督を担当した。
もともと福田雄一監督が全話を撮る予定だったが、コロナ禍で撮影と編集作業が立て込むことが予想され、福田監督が全話を撮ることが物理的に困難な状況に。そこで、プロデューサーとの相談の結果、舞台では福田監督の脚本を演出した経験もあるムロなら、面白くしてくれるだろうということで、今回の抜てきとなった。
約10分ものワンカット撮影も敢行したとのことだが、主演俳優でありながら、監督を務めたムロが、監督業について語った。
――第6話、監督を務めあげた率直な感想をお聞かせください。
そりゃ誰もやらないよなぁ、と(笑)。役者しながら監督して、ドラマ作るというのは。
――ムロさんが、なぜ6話のみ監督を務めることになったのか、経緯を教えてください。
福田さんからは何もなかったんです。プロデューサーさんから、どうですか?と。一度お断りしたのですが、4月5月のステイホーム生活を経た時にもう一度、どうですか?と言っていただいて。「やります!」とお答えさせていただきました。
――主演と監督、両方を務めることで、一番苦労したことは何ですか?
自分が出てるシーンはやはり苦労します。脳みそを切り替えるのが、やはり。
――ガタロー役の代役を、事務所の後輩の田本さんが行いました。 田本さんは4~5話で根来(戸塚純貴)のYouTubeの制作仲間として出演していましたが、ここではムロさんのスタンドインに徹して、リハに何度も足を運んだと言います。オンエアには映らない彼に、何かコメントをお願いします。
田本、このようなお願いに応えてくれてありがとう。あるシーンは、君がやってくれた動き、立ち位置をしっかり、そのまま!(笑)。やらせてもらったよ。ありがとう。いい仕事をしてくれました。皆さま、田本清嵐(そらん)をよろしくお願いします。
――監督として、一番見てほしい6話のみどころ(苦労したところなど)を教えてください
福田組のスタッフさんだからこそ、やれた監督です。福田さんとあえて同じやり方、あえて違うことをやりました。若者たちと相談して作ったあえてのワンカット撮影。やりたいことも通しました。
そして、エンドロール。「公私混同」という曲に、“公私混同”というテーマで、6話のみの特別エンドロールを作りました。ぜひ、福田さん演出ではない福田組の第6話。楽しみに見ていただければ、うれしく思います。