大和書房はこのほど、『ニトリの働き方』(税別1,400円)を発売した。

  • 『ニトリの働き方』(税別1,400円)

同書は、ニトリの創業者・似鳥昭雄が若手社員に語り続けた仕事論をまとめたもの。コロナ禍で、数々の企業が苦境に陥り、小売・百貨店も厳しい中、同社は四半期決算も2割の増益を達成している。同書では、似鳥氏が自身の経験をもとに、社員に語り続けた仕事の心構え、取り組みについてまとめている。

同書はニトリの根幹である「ニトリの4C(チェンジChange、チャレンジ Challenge、コンペティション Competition、コミュニケーション Communication」を軸とした4つの章立てで、現場のスペシャリストたちへの取材を交えて構成している。各セクションで創業者の企業理念がどのように浸透しているのか実録で紹介している。

似鳥氏は、序文で強さの秘密は「人」にあると語っている。「結果を出せる人」の人材育成の原理原則・商売の心得や、社会に出る人から、入社一年目、中堅社員から役職者まで、立場に関係なく学べる働き方を紹介している。

また、同社はアウトソーシングに頼らず自社で完結させる自前主義が特徴といえる。そのため、同社社内には100を超える職種が存在しているという。「ニトリの4C」を現場のスペシャリストへの取材で解説。業種・職種問わず、新入社員からベテランの役職者まで通じる似鳥氏の「金言」も数多く収録している。