JR東日本新潟支社は28日、「世界最速の芸術鑑賞」をテーマにE3系を改造した「現美新幹線」の12月運行終了に合わせ、車内でしか購入できないオリジナル商品の発売や旅行商品専用臨時列車の運行など、ラストランに向けたさまざまなメニューを発表した。

  • 上越新幹線越後湯沢~新潟間で運行された「現美新幹線」。12月にラストランを迎える

「現美新幹線」はE3系を改造した6両編成で、2016年4月から運行開始。各車両に展示された現代アートをはじめ、車内のカフェで地元の素材にこだわったスイーツやコーヒーなどが楽しめる、上越新幹線初のイベント列車としてデビューした。

ラストランを迎えるにあたり、9月5日から12月19日までの期間、「現美新幹線」に乗車した人に向けて、車両や各号車のアート作品をモチーフにしたオリジナルデザインのポストカードを1人1枚プレゼント。浦佐~長岡間にて配布予定だが、運行状況により配布できない場合がある。

「現美新幹線」の車内でしか購入できないオリジナル商品も9月19日に発売。乗務員が着用しているネームバッジのレプリカ(1,190円)、燕三条の磨きの技術を駆使したステンレスカードミラー(1,150円)、マスクケース(500円)を用意したほか、10月10日にラストランタグをあしらったエコバック(1,590円)も発売される。

旅行商品専用臨時列車は10月3・4日に運行され、新潟駅6時12分発・上野駅8時8分着の上り片道旅行商品、上野駅8時26分発・新潟駅10時21分着の下り片道旅行商品を用意した。乗車すると、「現美新幹線オリジナルデザインエコバック」がプレセントされる特典もある。

上り片道旅行商品は、9月1日からびゅうプラザ新潟駅の窓口とびゅう予約センターの電話にて申込み受付を開始(旅行代金は大人1万7,000円・こども9,700円)するほか、阪急交通社新潟支店でも8月30日に発売。下り片道旅行商品は、クラブツーリズム、阪急交通社、JTBメディアリテーリングから発売中となっている。

なお、「現美新幹線」の定期運行は12月19日で終了するが、これまでの感謝の気持ちを込め、12月20日に旅行商品専用臨時列車の運行が決定した。詳細は後日発表される。