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【この記事のエキスパート】
ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務:山野辺 祥子

ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務:山野辺 祥子

武蔵野音楽大学出身。卒業後某大手楽器メーカーの法人部に入社。

音楽教室の運営や講師指導のサポート、店舗接客、楽器セッティングなどを担当するイベントクルーとして全国を飛び回る。また、出版部に在勤中は楽譜校正、楽譜情報誌編集の経験も。

現在はピアノ講師のかたわらフリーランスライター、校正者として活動中。プライベートでは3児の母。


この記事では、大手楽器メーカーで勤務経験のある山野辺祥子さんに取材のもと、バイオリン弓の選び方とおすすめ商品をご紹介。自分に合った使いやすいバイオリン弓を見つけてくださいね。バイオリン弓のお手入れ方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

価格、重さ、材質、買い替え、バランスなど
バイオリン弓の選び方

まずはバイオリン弓の選び方をチェックしていきましょう。元大手楽器メーカー勤務の山野辺祥子さんのアドバイスも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

自分のバイオリンの半分ぐらいの価格が目安
バイオリン弓を金額で選ぶ

出典:Amazon

バイオリン弓の購入金額の目安は、おおよそ自分が持っているバイオリンの半分ぐらいの価格がよいとしている意見もありますが、予算内で好みの弾き具合に合うものを探すことが大切です。バイオリン弓の値段は、素材の値段がそのまま反映されていることも多く、高価なものはよりよい素材を用い、こだわりをもって作られている場合が多くあります。

一方、安価なバイオリンであれば、高い弓を使っても相応の音しか鳴らすことができません。よって、弓の価格の上限は自分のバイオリンと同じぐらいの金額までとなります。

重心だけでなく運弓にも関係する
バイオリン弓の重さで選ぶ

出典:Amazon

バイオリン弓を選ぶポイントとして、その重さも重要なポイントです。弓の重さは重すぎず、バランスがよいと感じられるものが好ましいでしょう。バランスというのは単純に重心の位置だけではなく、運弓にも大きく関係します。

実際手にして確かめられればいいですが、それがかなわない場合は、口コミなどを参考にしてみてください。

フェルナンブコ、カーボン、エボニーなど
バイオリン弓の材質で選ぶ

出典:Amazon

バイオリンの弓の材質も、バイオリンの音質を決定づける重要なポイントです。またもちろん、使い勝手にも大きく影響してきます。

フェルナンブコやカーボン

バイオリン弓の性能はスティックの材質で決まります。バイオリンの弓の材質でよいといわれているのはブラジルのフェルナンブコです。この材質は「強く」そして「コシがある」といわれています。

しかしフェルナンブコは、今はワシントン条約によって保護されているため輸出を制限されています。このため、代替品としてカーボン製の弓が注目を集めています。

エボニー

弓の手もとにある四角のフロッグ(毛箱)部分の材質は、かたくて摩擦に強いものが好ましいとされ、一般に黒檀(エボニー)がよいといわれています。

フロッグはスティックとスライドさせることで弓の毛の張り具合を調整するところでもあります。たとえばプラスチックの素材などでできている安価なバイオリンもありますが、割れてしまうおそれがあるので、あまりよくありません。

一般的には4/4サイズを
買い替えの場合

出典:Amazon

バイオリンの弓を大人が選ぶ場合、一般的には4/4サイズの弓を選ぶといいでしょう。ただし、弓によって長さにばらつきがあるので、買い替えする場合は、自分の買い替える前の弓を長さをチェックしたあと、持っている弓がベストであれば同じ長さのものを、そうでなければ違う長さを選びます。

弓の長さは演奏のしやすさや弓の扱いやすさに直結してきますので、慎重に選ぶことが望ましいです。

楽器の専門家からアドバイス
求める音と弾きやすさのバランスがとれた弓を選ぼう

【エキスパートのコメント】

バイオリンのレッスンがある程度進んだら、弾きかえ用の弓を新たに用意することをおすすめします。選ぶ際に大切なのは、手になじむか、運弓しやすいか、求めている音質を出せるかです。

もちろん予算に見合っているかどうかも大切なチェックポイント。レビューなどを参考に、ご自身にぴったりのものを探してください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)