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【この記事のエキスパート】
ペット専門エディター&ライター:井手 綾子
編集歴は20年以上。
雑誌の編集長を経てフリーランスのライターとなる。インタビューや取材した人・お店の数は1000以上。クスっと笑えるものから、読んでタメになる読み込む記事までさまざまな記事を執筆している。
中でも、医療ものや動物関係が得意。今までに買ったことのある動物は、犬、猫、鳩、インコ、ジュウシマツ、キジ、リス、ウサギ、カメ、鶏、ウシガエル、金魚、カタツムリ、てんとう虫、カブトエビなど。
高齢で足腰が弱った犬や、ケガでうまく歩けない犬をサポートする「犬用介護ハーネス」。この記事ではペット専門エディター&ライターの井手綾子さんにお話をうかがい、犬用介護ハーネスの選び方とおすすめ商品を紹介。Amazonや楽天市場など大手通販サイトの売れ筋ランキングも掲載しています。
犬用介護ハーネスの選び方
ここからは、犬用介護ハーネスの選び方をご紹介します。ペット専門エディター&ライターの井手綾子さんからのアドバイスもご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
使用シーンで選ぶ
犬用介護ハーネスにはいろいろな種類があります。使用シーンに合った便利なタイプを選びましょう。
散歩用なら排泄しやすいタイプを
犬用介護ハーネスのなかには、ハーネスを身につけたままの状態で排泄できないタイプもあります。お散歩用の介護ハーネスなら、排泄しやすい構造になっていることが大事なポイントです。
必要な箇所がきちんと空いているか、男の子用と女の子用のどちらに対応しているか、しっかりチェックしておきましょう。排泄しやすい構造でもずれてしまっては意味がないので、サイズ選びも重要です。
室内のみの使用なら持ち手の短いタイプが便利
家のなかでの場所の移動や、階段の上り下りなど、室内のみで使用するなら持ち手の短い介護ハーネスがおすすめです。持ち手が短いと犬をコントロールしやすく、移動するときに安定感があります。
室内用として販売されている介護ハーネスの多くは、シンプルなつくりで持ち手が短めにつくられています。着脱がかんたんで、必要なときに手軽に使えるのも魅力です。
担いで移動するなら肩掛けできるタイプを
自力で歩くのがむずかしい犬を動物病院に連れていくときや、通行量の多い危険な場所を移動するときには、肩掛け可能な介護ハーネスが役立ちます。担いだときに体の一部に負荷が集中しないように、体重が分散される構造になった商品を選びましょう。
ベルトの長さを調節できるタイプなら、いろいろなシーンに対応できて便利です。
犬の状態に合わせてサポート機能を選ぶ
犬用介護ハーネスには、上半身や下半身を部分的にサポートするタイプや、体全体をサポートするタイプなどがあります。犬の体の状態に合わせて選ぶことが大事です。
部分的な補助には「前足用」「後ろ足用」を
前足と後ろ足のどちらかが弱り、立ち上がりにくくなった犬には、「前足用」「後ろ足用」などの部分サポートタイプの介護ハーネスがおすすめです。前足用は上半身を、後ろ足用は下半身をサポートします。
はじめから体全体を支える介護ハーネスを選ぶのもいいですが、QOL(生活の質)を尊重してできるだけこれまでどおりの日常生活を送らせてあげたいなら、必要な部分だけをサポートする介護ハーネスを選ぶほうがいいでしょう。
全体的な衰えには「四肢用」を
体全体や足腰の筋力が弱っている犬には、サポート範囲の広い「四肢用」の介護ハーネスが適しています。四肢用は上半身と下半身をバランスよく支えられる構造になっており、歩行時に安定感があります。
中型犬や大型犬などの体重が重い犬は、サポート範囲が狭いとハーネスが体に食い込んでしまうことがあるので要注意。体全体を包み込むような形をした、サポート力の高いタイプを選びましょう。
寝たきりの犬には装着したまま眠れるものを
ほとんど寝たきりで自力で動くのがむずかしい犬には、身につけたままで眠れる介護ハーネスを選んであげましょう。長時間身につけることを考えると、通気性がよく、肌ざわりのやさしい素材のものが適しています。
横になったときに体を締めつけないサイズを選ぶのも大切なポイント。そのままで排泄できるタイプが便利です。
犬種の特徴に注目して選ぶ
犬種によって体型や被毛の長さはさまざまです。犬種ごとの特性をふまえたうえで介護ハーネスを選びましょう。
特徴的な体型の犬種は胴回りをしっかりチェック
犬の体型は犬種によってさまざまです。ダックスフンドやウェルシュコーギーなど、体型に特徴がある犬種はサイズ選びを慎重におこなう必要があります。
とくに体全体をサポートする「四肢用」の介護ハーネスを選ぶ場合は、胴の長さが合っているかをしっかり確認することが大切です。ダックスフンドやウェルシュコーギー用の商品も販売されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
被毛の長い犬種やダブルコートの犬種には暑さ対策を
被毛の長い犬種や、被毛が2層になったダブルコートの犬種には、暑さ対策も大事なポイント。通気性のある涼しいメッシュ素材などを使用した介護ハーネスがおすすめです。
とくに胴全体を覆うタイプの介護ハーネスは、熱がこもりがちになります。お散歩用として使用する場合には、暑さ対策にもしっかり気を配りましょう。
短毛種や肌がデリケートな犬には肌ざわりがやさしいものを
被毛が短い犬や肌がデリケートな犬は、ハーネスの摩擦で肌がこすれてキズついてしまう可能性があります。そのため、肌ざわりがやさしい綿素材や、クッション性があるもの、伸縮性のあるやわらかい生地でつくられたものなどがおすすめです。
肌にトラブルを抱える犬なら、肌ざわりだけでなく、蒸れにくさにも注目して選びましょう。
サイズをきちんと確認する
介護ハーネスのサイズ表記は「S・M・L」「小型犬用」「フリーサイズ」など、メーカーや商品によってさまざまです。たとえば、同じ小型犬でも細くて華奢な犬もいれば、骨格がしっかりした太めの犬もいるので、大まかなサイズ表記を参考にするだけでは体に合わない可能性があります。
犬に負担を与えないためにも、サイズ選びは重要なポイントです。犬の体のサイズを正確に計測したうえで、商品の詳細なサイズと照らし合わせて選びましょう。
装着感や快適さも大事なポイント
介護ハーネスの着けごこちが悪いと、いやがって外そうとしたり、そわそわして落ち着きがなくなったりすることも。介護ハーネスが犬にとってのストレスにならないように、装着感や快適さにこだわってあげることが重要です。軽量で通気性がよく、体型にフィットするものが適しています。
また、ケガを防ぐためにもしっかり固定できるタイプがおすすめです。かんたんに着脱できるものなら、犬への負担をより抑えられるでしょう。
ペット専門エディター&ライターがアドバイス
日頃からウェアなどで慣れておくことも大事
【エキスパートのコメント】
いきなり介護ハーネスをつけると、いやがる犬も多いようです。もし余裕があるのなら、日頃からウェアなどを着せておくことで、抵抗なくハーネスをつけることができます。
いやがるときは、押さえつけてハーネスをつけるのでなく、機嫌を見ながら徐々に慣れさせてるといいでしょう。まずは愛犬の使い心地、次に飼い主の使い勝手を考え、ぴったりのハーネスを選んでください。