インターネットイニシアティブ(IIJ)は8月27日、企業が構築したテレワーク環境のセキュリティ対策状況を診断し、セキュリティリスクの把握、可視化を実現する「IIJテレワーク環境セキュリティアセスメントプログラム」の提供を開始すると発表した。
同プログラムでは、自社のサービス運用実績とセキュリティ対策の知見をもとに開発した独自のアセスメントシートを利用し、顧客のテレワーク環境に対してリスクアセスメントを行う。
具体的には、テレワークを実施する社員の通信環境や使用PCなど、クライアント環境のアセスメントを実施し、例えば脆弱性のあるWi-Fiルータや家族が使っているPCからのウイルス感染など、多岐にわたるセキュリティ脅威の洗い出しを行う。
ユーザーは、テレワーク環境の現状を正確に把握することで、セキュリティリスクを可視化し、迅速かつ安価に対策を立案することが可能になる。
アセスメントの分析結果は、「テレワーク環境アセスメント調査結果報告書」として、「セキュリティ脅威別(情報漏えい、不正アクセス、マルウェア感染)」「対策別(PC設定、ネットワーク設定、紙管理)」に各項目の達成度を表し、それをもとに推奨対策を示す。
アセスメント期間はキックオフから結果報告会までおよそ1カ月、料金は1テレワークシステム辺り20万円(税別)。