ソニー・ミュージックエンタテインメントは、高音質ストリーミングサービス「mora qualitas」の機能を強化。新たに「リスナーネットワーク機能」を9月3日にPC・モバイルアプリの両方で提供開始する。
お互いをフォローし合うといったSNSのような機能をはじめ、自身のプレイリストを公開したり、音楽の好みを比較し違いを楽しむ機能、好みが近いユーザーのトレンドをまとめた自動生成プレイリストなど、ユーザー同士の繋がりを広げる機能を追加。ユーザー同士の繋がりを広げることで、レコメンドの精度も向上させ、新しい音楽との出会いを創出するという。
mora qualitasで公開設定にしているユーザーのプロフィールやプレイリストを、他のユーザーが検索して閲覧・フォローできるようになる。サービス側からも音楽的趣向の近いユーザーをレコメンドし、サービス上での出会いを後押し。ユーザー同士のネットワークが新しい曲やアーティストの発見に繋がっていくとしている。mora qualitasが用意するプレイリストもフォローできる。
同機能では他にも、各楽曲のメニューからその楽曲をお気に入りに登録している他のユーザー(ファン)を見つけたり、プロフィールページから他のお気に入り楽曲やプレイリストなどを確認可能。プロフィールページには、音楽的趣味の近いユーザーが聴いている楽曲を自動生成プレイリストとして紹介する「今日のトレンドコーナー」を設置する。
なお、9月3日の同機能リリース時点で、mora qualitasを利用しているすべてのアカウントのプロフィールが自動的に公開ステータスとなり、他のユーザーから閲覧可能になる。プロフィールを非公開にしたい場合は、アプリ更新後にプロフィールページから非公開に設定する必要がある。既に解約しているユーザーについては、機能リリース時点で非公開設定になるという。
このほか、再生キューに入れていた楽曲の再生が終わった後、再生楽曲に基づいたおすすめの楽曲を自動的にセレクト・再生する機能を新たに装備。また、アーティストページやプレイリストページに設置されたラジオアイコンから、関連楽曲を自動的にセレクト・再生する機能も追加する。
mora qualitasは、最高96kHz/24bitのハイレゾ音源と、44.1kHz/16bit(CD音質)音源を定額で配信するストリーミングサービスで、ファイルフォーマットはロスレス圧縮のFLAC方式を採用している。月額料金は税別1,980円。