DJIは8月26日、スマートフォン用ジンバル「DJI OM 4」を発表した。これまでOsmo Mobileという名称で提供していたジンバルの第4世代モデルで、製品ブランド名を「OM」に改称した。コンパクトに折りたためるデザインを継承しながら、マグネットでスマートフォンを簡単に着脱できるようにした。ジンバルを活かした撮影機能や撮影モードも強化されている。価格は16,500円。
Osmo Mobile 3から導入された折りたたみデザインは、ジンバル部分を折りたたんコンパクトなサイズで収納または持ち運べる。展開時のサイズは276×119.6×103.6mm、折りたたむと163×99.5×46.5mmになる。重量は390g。
これまではジンバル先端部分のクランプにスマートフォンをはさんで装着していたが、クランプ式では装着する度にスマートフォンの位置を微調整するなどセットアップに時間を取られた。OM 4ではスマートフォンに磁気アタッチメントを取り付けて、マグネットで簡単に着脱できるようにした。マグネット式はスマートフォン側のアタッチメントを付け直さない限り、簡単にバランスの良い状態でスマートフォンを装着でき、すぐに撮影を始められる。マグネットの磁力は50ニュートン。スマートフォンをしっかりとOM 4に固定できるとのこと。アタッチメントには「磁気スマートフォンクランプ」(取り外し可能)と「磁気リングホルダー」(シールで固定)の2つが用意されている。
ジンバルは3軸(パン/チルト/ロール)。モーターがアップグレードされて強力になっており、より重いスマ−トフォン(230±60g)をサポートする。操作ボタンのレイアウトに変更はない。バッテリー容量は2450mAhで、動作時間は最大15時間。充電ポートのインターフェイスはUSB-Cだ。
被写体をスマートに認識してトラッキングするActiveTrack 3.0を搭載。簡単なジェスチャーで写真/ビデオを撮影できるジェスチャーコントロールも使用できる。ズームインしながら、カメラは被写体から離れていくヒッチコック効果で撮影できる「DynamicZoom」、ビデオをキャプチャしながらスマホを回転させる「スピンショット」、1つのショットのいくつかのポジションに同じ人物を登場させる「分身パノラマ」、タイムラプス、3x3 パノラマ、スローモーションなど、撮影のクリエイティビティを広げる機能が充実している。