女優の沢口靖子が、30日(21:00~22:54)に放送されるテレビ朝日系スペシャルドラマ『お花のセンセイ』で、華道に挑戦する。

  • 沢口靖子 -テレビ朝日提供

沢口が演じるのは、華道の家元・鳳丸子。いわゆる“神輿候補”として衆院選に担ぎ出されるが、ひとりの少女から陳情を受けたことをきっかけに、党の重鎮たちの意に反して大暴走。純真無垢で世間知らずの丸子が、薄汚れた社会の闇に直面しながらも、“世界一の誠実さ”で突破しようと奮闘していく。

沢口は「脚本を読んだとき、華道の家元である丸子が男社会である政治の世界で哲学を貫くたくましく成長する姿が描かれていて、その健気な姿に心を打たれました」と明かし、「“お花と向き合って生きてきたこと”が丸子というキャラクターの核となっているので、脚本の監修にも携わってくださった先生に習いに行きました」と役作りも。

また、「華道は20代の頃にほんの少したしなんだことがある」という沢口は、「今回はただ単純に“お花を生ける”ということではなくて、先生のお花に対する哲学が丸子の人間に対する精神と通じるものがあると感じ、参考にさせていただきました」と語った。

秘書の幸田光喜を演じる八嶋智人は「先生と沢口さんの会話を聞いているとお花をどう見せるか、どういけるかだけじゃない。どう芝居をするか、どう生きるか、どう感じるか。そういうところまで話し合われていたので、度肝を抜かれました。お2人はものすごくハイレベルな会話をされていました」と驚いていた。

  • 左から八嶋智人、沢口靖子 =同