ソフトバンクは、物流業界のデジタルトランスフォーメーション（DX）の推進を目的に、IoT宅配ボックスサービスの事業化に向けた実証実験を実施する。2020年度内の事業化を目指すという。

  • 実験のイメージ

実験は、パナソニックおよびビットキーの協力のもと、両社が共同開発したIoT宅配ボックスを利用。主に一戸建ての居住者向けに、初期費用不要のサブスクリプションモデルでIoT宅配ボックスを提供し、利用者はスマートフォン向け専用アプリのBluetoothで解錠して荷物を受け取る。専用アプリは、宅配ボックスの解錠だけでなく、荷物の配達予定日時や配送状況の確認なども行えるという。

今回の実証実験では、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県に在住するソフトバンク社員に、IoT宅配ボックスおよび専用アプリを提供し、システムの実用性やユーザーの利便性を検証。集荷を伴うほかのサービスとの連携なども視野に入れており、住宅業界や家庭向けインフラ業界と協力した販売活動などを検討していく。実験の期間は2020年9月上旬から11月上旬を予定する。