DISCOは8月24日、「採用ホームページ好感度ランキング」の結果を発表した。調査は7月10日~15日、2021年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)1,115名(文系684名、理系431名)を対象に、インターネットで行われた。
21年卒の大学生に、就職活動中に閲覧した企業の採用ホームページの中から好印象だったものを尋ね、10名以上が社名を挙げた企業を集計した結果、「ソニー」が1位に輝いた。
良い印象をもった理由を尋ねると、「求める人物像が明確だった」、「デザインがおしゃれ。社員紹介が充実している」、「ソニーの目指す雰囲気や社風がわかりやすく紹介されていた」、「欲しい情報の場所がわかりやすかった」など、デザイン性や見やすさを評価する声が多数寄せられた。
続く2位は「NTTデータ」がランクイン。「SIという、学⽣にとって馴染みのない事業を分かりやすく伝えていると感じた。また、社員紹介やプロジェクト紹介などコンテンツが豊富だった」、「数値でわかりやすく会社の特徴を表しているページがあった」、「重要なキーワードで検索できた」など、充実した社員紹介やわかりやすい内容が好評価に。
3位にランクインしたのは「Sky」。好評価の理由は、「ファーストインパクトが大きく、印象にとても残った」、「動画や漫画等を⽤いており、全体的に内容を理解しやすかった」、「ポップな⾒た目で⾒栄えが良かった」、「多くの社員の具体的な働き方が掲載してあった」など。
続く4位には、「三井物産」と「日立製作所」がランクインとなり、「三井物産」に関しては、「就活⽣目線で、欲しい情報が色々分かりやすくまとまっていた」、「社員紹介が充実していた(各本部10人程度)」、「全体的にシックでかっこいい。書類選考を通過した人だけが⾒れる採⽤ページがあり、社員紹介や事例紹介などボリュームに富んでいた」という声が。
また、「日立製作所」に関しては、「デザインが良く、求めている情報に最もアクセスしやすかった」、「日⽴語録というものが目についた」、「ジョブマッチングにおいて応募可能な職種の詳細が詳しく、またその職種の応募の空きがリアルタイムで確認できた」といった意見が多く挙がった。
以下、6位「ニトリ」「凸版印刷」「日本⽣命保険」、9位「三井住友銀⾏」「東日本旅客鉄道」「任天堂」、12位「電通」、13位「三井住友海上火災保険」と続いた。
全体的に、働き方がイメージできるような詳しい仕事内容が記載されていたり、先輩社員の紹介が多い企業が上位に。また、情報量の豊富さや操作性の高さを評価する学生が多いことや、サイトデザインや動画を通じて、社風や職場の雰囲気を感じとった学生も少なくなかったことがわかった。
志望企業について調べる上で有益だった情報源を尋ねたところ、「個別企業のホームページ」(57.2%)が断トツのトップに。次いで「インターンシップ」(35.5%)、「就職情報サイト」(34.6%)が3割台で続き、ホームページが重要な役割を果たしていることが見て取れた。