乃木坂46山崎怜奈、止まらぬ好奇心の源「好きな活動が全部つながっている」

アイドルグループ・乃木坂46で随一の“歴女”であり、『Qさま!!』や『QuizKnock放送中』などクイズ番組でも活躍する山崎怜奈。ステイホーム期間中に時間ができると、新たなチャレンジや勉強に次々と取り組むなど、知識のインプットが止まらなかった様子だ。

そんな山崎は、ひかりTV／dTVチャンネルで29日にスタートする新番組『乃木坂46山崎怜奈とおはつちゃん』(毎週土曜22:00～)でMCを担当。初回の収録を終え、さらなる好奇心に火がついた彼女に話を聞いた――。

• 乃木坂46の山崎怜奈

■環境問題の興味からぬか漬けへ

この番組は、ゲストでやってくる乃木坂46のメンバーが「やってみたかったけど、今までの人生で一度もやっていない“おはつ”なことに挑戦していく」というもの。初回には「あの動物を洗いたい!」という大園桃子、2回目には「不眠解消をしたい!」という梅澤美波を迎える。

歴史、クイズ、そしてラジオと、好奇心旺盛な山崎に、自身がやってみたい“おはつ”なことを聞いてみると、「魚をさばきたいです。食べるのも好きですし、血を見るのもダメではないので、やってみたいです」と即答。さらに、「和菓子を作ってみたいです。小学生の時から練り切りがすごい好きだったんですよ。技術が細かくて見て楽しいし食べてもおいしいので」と目を輝かせる。

ステイホームの期間中には、新しいチャレンジに次々と挑んでいたそうで、「ぬか漬けを始めました。捨てられてしまう野菜の食べられない部分を食べて無駄を少なくしようという活動に興味があったので、試しにスイカの白い部分をぬか漬けにして食べてみたら、めっちゃおいしくて! ニンジンとかキュウリとかナスとかも、順繰りに入れて週一でかき回しています。おかげで手がツルツルになりました(笑)」と笑顔を見せた。

■大学卒業後も勉強「全然苦じゃない」

それ以外には「時間があればずっと勉強していました」とも。

「3月で大学を卒業して、そのタイミングで急に外出自粛の期間になったので、何をしようかと考えたときに、大学の勉強に追われてできなかった興味があるジャンルの勉強をしようと思ったんです。歴史好きでも日本史は詳しいんですけど、ちゃんとトータルで見たほうがやっぱり見識は広がるなと思ったので、世界史の勉強を始めました。日本史って世界史から見たら本当に秒で終わるので、全体を俯瞰(ふかん)で見て、政治や宗教など、いろんなことの背景を学んでおいたほうが、後々ニュースとか時事系のお仕事をもっとするようになったときに対応できると思ったので」

大学を卒業しても“勉強から解放される!”とはならず、「楽しくてやっているので、全然苦じゃないんです」という山崎。さらに、「謎解きの本をいっぺんに15冊買って2日間で解いたり、難読漢字を過去のアーカイブにまとめて自分用のノートを作ったり、今まであまり聴けていなかった地方の局のラジオもいろいろ聴いていました」と、知識のインプットが止まらない。

「もちろん健康管理に気をつける日々でしたけど、何も苦ではなく、ただただ楽しいステイホームでした。逆にみんながハマってる韓国ドラマとかに全然ついていけなくて、『ヤバいヤバい!』って思ったりするんですけど(笑)。大学を卒業して家にいる時間が一気に増えて、これからどうなるんだろう…って正直未知なことで不安もありましたが、案外楽しんでいましたね」

■新番組で出会う新しい世界に期待

このように、「いろんなことを楽しむということが、自分の中に軸としてあるんです」という彼女。この旺盛な好奇心は、子供の頃からあったという。

「何でも見たことのないものは見たい、知らないことは知りたいので、宇宙とか恐竜の博物館に行くのが大好きでした。父親が外国の車が好きなので、先日もそのいろんな資料やうんちくをわんわん聞かされたんですけど、それも楽しいんですよ」

そんな仲の良い父親から授けられた知識のおかげで、「“ら”から始まる速いものと言えば?」というクイズが出題されると、すぐに「ランボルギーニ!」と答えることができたそう。

「結局、クイズにしろ歴史にしろラジオにしろ、クイズ×歴史になったり、歴史×ラジオになったり、いろんな掛け算ができて、自分の好きな活動が私の中では全部1つにつながっているんです。だから、今回始まる『おはつちゃん』で得た新しい知識や新しい世界が、また別の掛け算の要素になって、どこかにつながるんだろうなと思うと、すごくワクワクしますね」

特に今回の番組は、乃木坂46のメンバーが企画を持ち込んでくるだけに、「私が今まで全く興味を示してこなかったジャンルもあると思うんです。初回の収録をして、結構端折らないで深堀りするなと思ったので、そういうニッチなところを攻めていっても面白いだろうなと思いました」と、期待を膨らませている。