近代五種競技とフェンシングの才藤歩夢選手が26日、「インビザライン・ジャパン」オンライン記者発表会に出席した。
米国アライン・テクノロジー社の子会社であるインビザライン・ジャパンは、マウスピース型矯正装置を用いた矯正歯科治療支援において、アジア太平洋地域で100万人目の患者を発表するにあたり、オンライン記者発表会を開催。その100万人目の患者はオリンピック種目の国内選手権で複数回の優勝経験を持ち、モデルとしても活躍している才藤歩夢選手で、この日開催されたオンライン記者会見に登場した才藤選手がトークショーを行った。
治療を始めてから同社のマウスピースを2カ月間使用しているという才藤選手。「周りから全然気づかれないですね。今もマウスピースをしているんですが、本当に分からないと思います。1人だけマウスピースに興味のある方に気づかれましたが、見た目が目立たないのは本当に大きいことだと思います」と周囲に気づかれることはほとんどないといい、「食事をする時もつけていることを忘れてしまい、外さなければと思うぐらいですよ」と違和感は皆無だという。
アスリートということで、矯正歯科治療によるケガに不安を抱えていたという才藤選手は「馬術の練習の時に目の前で矯正している子が落馬して口から血が出ました。ワイヤー矯正は怖いと思っていましたし、マウスピースならケガが少ないと思いました」と明かしつつ、「私自身ワイヤー矯正をしたことはありませんが、トレーニング中は違和感なくマウスピースをつけて走ったり泳いだりしています。喋りにくさも感じないし、普段と変わらないですよ」と語った。
才藤選手は、昨年末の近代五種全日本選手権で優勝。モデルとしても人気を呼ぶなど今後の活躍に期待が高まるアスリートの一人。「アスリートとして結果を出すことが大事だと思っています。しっかりとした歯並びでパフォーマンスを出し、結果を出せば自然と笑顔になれると思うので、笑顔になった時にきれいな歯並びを見せて周りの人を笑顔にすることが目標です」と力強く宣言。続けて「アスリートに対して過酷なイメージがあると思うんですが、この人を見て競技が楽しそうだなと思ってもらえるようになりたいです。しっかりと笑顔を見せていきたいですね」と目を輝かせていた。