東京2020組織委員会は、東京2020公式アートポスター作品をTシャツなど生活に身近なアイテムにデザインした東京2020公式ライセンス商品「東京2020公式アートポスターコレクション」を発表。
8月24日より、全アイテムをディスプレイした特設の商品販売スペースが「銀座 蔦屋書店」(GINZA SIX 6F)内に設けられ、バラエティに富んだ商品を発売している。
全129アイテム、11万円の複製原画も
スポーツ・文化イベントへの認知と理解を促進し、各大会の特色を世界に伝える役割も果たすため、20世紀初頭から各大会の組織委員会が制作してきたオリンピック・パラリンピックの公式アートポスター。
近年はその制作に国際的に活躍するアーティストやデザイナーを起用して、各大会の文化的・芸術的レガシーとなる作品が制作されるようになっており、その中からは時代のアイコンとなるような作品も生まれている。
東京2020大会では漫画家の荒木飛呂彦氏や浦沢直樹氏、画家の山口晃氏、公式エンブレムを手掛けた美術家の野老朝雄氏など、現代を代表する国内外のアーティスト19組がこの取り組みに参加。絵画やグラフィックデザイン、写真のほか日本が世界に誇る文化である漫画や書など、さまざまなジャンルのクリエイターたちによって新たに制作された東京2020公式アートポスターが、本年1月6日に発表されていた。
今回ローンチされた商品は、そんな東京2020公式アートポスター全20作品(オリンピックをテーマとした12作品、パラリンピックをテーマとした8作品)を商品化したもの。
ポスター(2,970円、額装は2万2,000円)をはじめ、ポストカード(330円)、クリアファイル(550円)、複製原画(11万円)、卓上カレンダー(2,200円)、ステッカーセット(1,100円)、トートバッグ(4,950円)、Tシャツ(4,950円)、制作記録集(4,070円)の計10種類(129アイテム)がラインナップしている。国内外における有名アーティストの作品を身近に持つことのできる公式ライセンス商品だ。
開催都市契約に定められた要件のひとつとされ、オリンピック・パラリンピックにおいて欠かすことのできない取り組みとなっている公式アートポスターだが、これほど多様なライセンス商品を展開するのは初の試みだという。
これらの商品は東京2020オフィシャルオンラインショップのほか、実店舗ではビッグカメラ新宿西口店内にある東京2020オフィシャルショップ新宿西口店でも取り扱う。今後は東京2020オフィシャルショップ各店舗、蔦屋書店、TSUTAYA、NADiff、全国の読売新聞販売店などで順次販売され、「銀座 蔦屋書店」での集積展示と販売は9月23日までの予定。
第1弾の今回はベーシックアイテムが中心だが、今後は参加アーティストのオリジナル商品の発売も予定しているという。
※価格は全て税込