パナソニックは8月25日、ワイヤレスモニター付テレビドアホン「どこでもドアホン」(VL-SWZ300KF)を発表した。モニター親機、カメラ玄関子機、ワイヤレスモニター子機各1台のセットで、発売は11月12日。価格はオープン、推定市場価格は43,000円(税別、工事費などは別途)。
VL-SWZ300KFは、宅配業者に対して自動応答して、宅配ボックスへ荷物の投函を依頼できるドアホン。呼び出しボタンが押されると「宅配業者の方は宅配ボックスに荷物を入れてください」というメッセージを玄関子機から流す。不在時のほか、在宅時でも応答できない場合に荷物を受け取れる。
パナソニックライフソリューションズの宅配ボックス「COMBO-LIGHT」と無線接続すると、荷物が届いたときにモニター親機のランプが点灯して知らせる。さらに、モニター親機に「宅配ボックスが使用されました。」と表示し、帰宅後の荷物の取り忘れを防ぐ。このほか、荷受時の日時、映像を自動で記録する機能を備える。
見知らぬ来訪者からの呼び出しに便利なのは「あんしん応答」機能。相手に名前や用件をたずねるメッセージを流し、応答する前に相手を確認できる。外出するときに「自動あんしん応答」を設定しておくと、来訪者の用件を自動的に録画・録音するため、帰宅してから来訪者をチェックできる。
住宅用火災警報器とも連携。VL-SWZ300KFを設置している家屋で火災が発生すると、宅内モニター親機から警報通知するほか、屋外のカメラ玄関子機から警報音と音声、LEDライトを点滅させて火災を屋外に通知。警報器と音声は、最大10分、音量「大」(固定)で流れる。
モニター親機には、約3.5型のカラー液晶ディスプレイを採用。カメラ玄関子機は、電源をモニター親機から供給し、最大画角は水平約170度、垂直約130度。防塵性防水性はIP44。
ワイヤレスモニター子機は、約2.4型のカラー液晶ディスプレイを装備。電源は専用ニッケル水素電池、充電時間は約10時間、使用時間はドアホン通話(スピーカーホン)が約2時間、外線通話(受話口での通話)が約5時間、待機時間は約80時間。無線方式は1.9GHz TDMA-WB。使用可能距離は、モニター親機との見通し距離約100m。
本体サイズは、モニター親機が約W186×D143×H23.5mm、カメラ玄関子機が約W131×D99×H26.5mm、ワイヤレスモニター子機が約W173×D52×H30mm、充電台が約W43×D81×H76mm。