日本の文化財や美術・映画などのコンテンツのメタデータを横断検索できるWebサイト「ジャパンサーチ」の正式版が8月25日に公開された。同日時点で約2,100万件のデータの検索が可能だ。
ジャパンサーチはこれまで、日本のさまざまなデジタルアーカイブと連携し、多様なコンテンツのメタデータ(コンテンツの内容、所在等に関する情報を記述したデータ)をまとめて検索できる、分野横断型の統合ポータルサイトとして試験公開されてきた。
通常のキーワード検索や特定のテーマを対象とした「テ―マ別検索」、類似の画像を検索できる「画像検索」に対応。検索せずに楽しめる電子展覧会「ギャラリー」などの機能も備えている。
正式版では、ユーザーがお気に入りのコンテンツで自分だけの「ギャラリー」を作成する機能や、複数人で「ギャラリー」を共同編集できる機能などを追加し、利便性を向上させた。
正式版の公開時点では国内23機関、108のデータベースと連携しており、この中には国立国会図書館や国立公文書館、国立美術館、映像産業振興機構、国立科学博物館、国土地理院、東京大学、日本放送協会(NHK)などが含まれる。