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【この記事のエキスパート】
インテリアコーディネーター:秡川 寿美礼
設計事務所(株)木型屋のむすめの仕事部屋を経て、1998年に(有)エル・エル・プランニングを設立。
「ライフスタイルからインテリアをデザインする」という独自の発想と設計手法で、家具、カーテンなどのセ レクトから、造作家具やリフォームの設計まで、トータルなインテリア空間デザインを得意としている。インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネジャーの資格を持つ。
ソファやベッドから視聴するのに便利なハイタイプのテレビ台。収納力を重視したものから省スペース性を重視したものまでその形態はさまざま。この記事では、ハイタイプのテレビ台の選び方とおすすめ商品をご紹介。おしゃれなデザインや壁面収納タイプなど厳選しました。
ハイタイプのテレビ台とは
ハイタイプのテレビ台とはその名のとおり高さのあるテレビ台。床に寝転ぶのではなく、ソファなどに座って見たり、ベッドに寝転んで視聴したりするのにちょうどいい高さとなっています。ただし、ソファとテレビの距離が近い場合やテレビの画面サイズが大きい場合は、画面を見上げるような形になり見辛くなる場合がありますので、テレビまでの距離と画面サイズも考慮するようにしましょう。
ハイタイプのテレビ台には、この高さを活かし、たっぷりと収納スペースを確保している商品もあれば、逆にあえてすっきりとしてデザイン性を重視したものも。そんな多岐にわたるハイタイプのテレビ台の選び方と具体的な商品をご紹介します。
ハイタイプのテレビ台の選び方
それでは、ハイタイプのテレビ台の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】タイプ
【2】テレビの大きさや重さ
【3】配線を隠せるか
【4】デザイン
【5】組み立ての有無
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】タイプをチェック
まずは、基本となる形態についてです。ハイタイプのテレビ台には、ラックタイプや壁面収納タイプ、コーナータイプ、スタンドタイプ、キャスタータイプというさまざまな形態が存在。それぞれに長所や短所と特徴があります。ご自身の部屋や嗜好にあったものを選んでください。
▼ラックタイプ・壁面収納タイプ
最初に紹介するのはラックタイプや壁面収納タイプです。これらのタイプは収納スペースが多いのが特徴。とくに壁面収納タイプは、テレビを取り囲むように収納スペースがあるため、雑貨を飾ることも可能。
一方、大きなテレビを設置するにはそれなりに大きなサイズが必要なため、模様替えの支障になることも。壁面収納タイプは天井の高さにも注意が必要です。
▼コーナータイプ
ラックタイプや壁面収納タイプの一種で、ラックの側面を手前から奥に斜めにすることによって部屋の隅に置きやすくしたのがコーナータイプです。テレビを部屋に対して斜めに置きたいときや、部屋の隅のデッドスペースにテレビを置きたい場合に重宝します。必ずしもコーナーに置く必要はないため、模様替えの自由度が高いのもうれしいところ。
一方、大きなテレビに対応したものはそれだけ横幅が大きくなり、思ったほどデッドスペースを活かせなくなるのが難点。斜めになる分、収納もラックタイプなどに比べると少なめです。
▼スタンドタイプ
台座と支柱のみで構成され、テレビをVESAマウントで固定するのがスタンドタイプです。壁寄せタイプともいわれ、テレビを省スペースで設置することが可能。スペースをとらないため、部屋をスッキリさせることができるほか、大型のテレビを狭い部屋に設置するのにも役立ちます。
収納については、あっても1、2段の棚程度。また、引き出しなどの隠せる収納スペースもないため、人目にさらしたくないものをしまうこともできません。あくまでテレビ周辺をスッキリさせることが、このタイプのメリットです。
▼キャスタータイプ
スタンドタイプにキャスターがついたのがキャスタータイプ。その名のとおりスタンド部分にキャスターがついており、模様替えや掃除のときにかんたんに移動できます。
このタイプはあまりテレビを使わない人が、使うときだけ視聴スペースに置くのにも便利。キャスターにはロックがついていることが多いので、移動時以外は必ずロックするようにしましょう。
【2】テレビの大きさや重さをチェック
テレビ台にあらゆるテレビを置けるとは限りません。どんなテレビ台でも、置ける大きさや重さに必ず制限があるもの。ご自身が設置しようとしているテレビにあわせたテレビ台を購入するようにしましょう。
▼テレビ台の幅
最近の薄型テレビは横幅が長くなっています。テレビ台の幅に対してあまりにもテレビの幅が長いと不安定で見た目も不格好。逆に、テレビ台の幅が長すぎても格好悪く見えてしまいます。
各テレビ台には対応しているテレビのサイズ(インチ)が表示されていますので、これを参考に選ぶようにしましょう。とくに壁面収納タイプは大きすぎると物理的に設置することができなくなることも。対応しているテレビのサイズに加えて、テレビ台そのもののスペックをよく確認することが重要です。
▼耐荷重
薄型のテレビといえど重さは結構なもの。耐荷重を超えたテレビを載せると転倒や破損の恐れがあり危険。必ず耐荷重を守って設置するようにしましょう。収納がある場合には、収納物の重さも要チェックです。
【3】配線を隠せるかチェック
せっかくテレビ台を設置したのにケーブルがごちゃごちゃと見えていると興ざめ。テレビ台によってはケーブルを背面に隠せる機能があります。
ラックタイプや壁面収納タイプの場合には後ろに穴があいており、そこから背面にケーブルを通すのが一般的。スタンドタイプやキャスタータイプの場合は、支柱に沿わせてケーブルを隠します。ケーブルの数が多くても対応できるかどうかも重要なチェックポイントです。
【4】デザインをチェック
お部屋の雰囲気を統一させたい!家具選びにはこだわりたい!という方はデザインを重視して選ぶのも1つの選択肢です。
例えば、人気の北欧スタイルには白や温かみのあるナチュラルブラウンがおすすめ。木目調デザインのものを選ぶと、より北欧感がアップします。
また、お部屋をシンプルにまとめたい場合には、白や黒などの単色がおすすめ。他の家具との色合いや雰囲気を見て、デザインを選ぶと良いでしょう。
【5】組み立ての有無をチェック
ハイタイプのテレビ台の中には、自分で組み立てる必要があるものと完成されているものがあります。ハイタイプのテレビ台は大きめのものが多く、一人で組み立てるのは大変なことも。自信がない方は完成品を選ぶか、組み立て設置のサービス付きのものやオプションで追加できるものを選ぶといいでしょう。
ただし、価格や送料の面ではやはり組み立て品のほうが有利。組み立てといってもそれほど技術を必要とはしませんので、DIYに挑戦してみてもいいですね。
購入する前には必ず、組み立て品か完成品かをしっかりと確認しましょう!
エキスパートからのアドバイス
視聴スタイルにあった高さを確認しよう!
【エキスパートのコメント】
テレビを快適に見るためには、自然な姿勢の目線の先に画面の中央がくるような高さにすると、疲れにくくなります。
カウチソファに寝そべるような姿勢でテレビを見るのか、食事中にダイニングチェアに座ってテレビを見るのか、キッチンで料理を作りながら見るのかなどによってテレビを見る時の視点の高さが異なりますので、視点の高さとテレビまでの距離を考慮して、テレビ台の高さを選ぶといいでしょう。
また、設置スペースの広さや、収納量確保の要・不要、配線処理のしやすさや、色、デザイン性なども加味して選ぶことをおすすめします。