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【この記事のエキスパート】
フリーエディター&SUV生活研究家:山崎 友貴

フリーエディター&SUV生活研究家:山崎 友貴

自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に。登山やクライミングが趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて連載中。悩みは増え続けるアウトドア用品などの遊び道具の収納場所で、愛車のJeepラングラーもすっかり倉庫代わりに。昨今は車中泊にもハマり、住居をキャンピングカーに変えるか真剣に悩み中。


車中泊はキャンプ以外にも、前日入りする機会の多い釣りやサーフィンといったアウトドア、ロングドライブを必要とする旅行などにぴったり。快適な睡眠を得るにはベッド代わりにもなるマットが必要です。ここでは車中泊マットの選び方とおすすめ商品を紹介します。軽自動車やミニバン、ワンボックスなど車種にも注目してください。

車内泊マットとは

フルフラットにして寝られるようになっているシートでも、多少の凹凸はあるもの。車中泊マットがあれば、シートの凹凸を埋めて快適に寝ることが可能。体へのフィット感とクッション性を追求されているものが多く、腰が痛くなったり肩がこったりするのを軽減できます。

オートキャンプでもテントの故障や突然の大雨という緊急事態でも、車内泊マットがあれば快適に眠ることができますよ。小型の車中泊マットは場所も取ることなく収納でき、いざという時に取り出して使うことができます。

車内泊マットの種類

車中泊マットの膨らませ方には、ポンプで膨らませる「手動式」とバルブを開けると自動的に膨らむ「自動膨張式」があります。どちらもメリット、デメリットがあるので、それぞれを詳しくみていきましょう。

手動式タイプ

手動式のメリットは、ポンプや息で膨らませることができるので、自分好みのかたさにできることです。やわらかめが好みの場合は空気を少なめに、かためが好みならマックスまでなど、空気を入れる量で調整が可能です。

デメリットは、鋭利なもので破損したりすると空気が漏れることです。ただ、穴が空いてしまっても補修用のパッチで対処できます。

自動膨張式タイプ

出典:Amazon

自動膨張式のメリットはバルブを開けるだけで膨らむので、膨らませている間にべつのこともできるという便利さ。また内部には高反発のウレタンフォームが内蔵されているものもあるので、クッション性も高いのが特徴です。

デメリットは収納時に空気を抜くことが大変なこと。両膝を使って空気を押し出し、少しずつ巻いていくので大変です。

車内泊マットの選び方

それでは、車内泊マットの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。

【1】厚み
【2】サイズ
【3】収納時のサイズ
【4】滑り止めや連結ボタンの有無

上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】厚みをチェック

出典:Amazon

車中泊でも快適に寝る為に、マットレスの厚みは8cm以上のタイプがおすすめ。マットレスの厚みは薄いもので6cm程度のものから厚いものだと30cm以上のものまであります。

基本的に、車中泊ではトッパーを利用しないので、車の天井の高さも考慮して、できるだけ厚みのあるものを選んでおきましょう。

【2】サイズをチェック

出典:Yahoo!ショッピング

助手席や後部座席など、自分がどこで寝るのか確認して合うサイズの車中泊マットを選びましょう。必要以上に大きすぎるとうまく広げられず、小さすぎるとマットから体がはみ出て寝心地が悪くなります。

また、車内に積んで使うものなので、意外と重要なのが収納時のサイズです。車がホテルの代わりになるため、長期の旅行や釣りなどのアウトドアのときには、車中泊マット以外にも荷物が多くなりがち。スペースを有効活用するためにも、膨らませた状態と収納時のサイズの両方をチェックしておきましょう。

【3】収納時のサイズをチェック

出典:Amazon

コンパクトに収納できるタイプの製品は、急な緊急時にも備えて、車に常備させておきたいです。コンパクトに収納ができるので車内でもスペースを取りません。

キャンプ用品や釣り用品を一緒に載せていると荷物が嵩張ってしまいますが、小さく収納できるのは嬉しいポイントです。

【4】滑り止めや連結ボタンの有無をチェック

出典:Yahoo!ショッピング

車中泊マットは車のシートにがっちりと固定するわけではありません。寝返りをうってもズレにくいよう、できれば滑り止め機能がついているものがよいでしょう。

後部座席を倒してフラットにできるバンタイプの車種では、マットに連結ボタンがあるものが便利。安定感が増すため、マット上での多少の動きも気にならなくなるでしょう。

SUV生活研究家によるアドバイス
平らになって寝やすいマットを選ぼう

【エキスパートのコメント】

車中泊マットは、車内の形状とのマッチングによって快適性がまるで変わってきてしまいます。車内にはタイヤハウスなどの凹凸があり、そこでマットが浮いてしまうと、せっかくの就寝スペースを活かしきれません。また、エアマットが斜めになってしまうと、なかなか熟睡できません。購入前に床やシート、出っ張り部分の寸法を測って、買うマットがきちんと平らになるかを確認した方がいいと思います。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)