音楽ストリーミングサービス「LINE MUSIC」は8月25日、大型アップデートを実施した。LINEのAI技術を活用し、ユーザーの好みに合わせてプレイリストを提案したり楽曲を聴かせて検索できる新機能を追加。カラオケ機能なども新たに提供する。
LINE MUSICは、6,600万曲以上の幅広いジャンルの楽曲を楽しめるストリーミングサービス。2020年1月に独自フリーミアムモデルを導入し、無料ユーザーでも登録無し・広告無しですべての楽曲やミュージックビデオを毎月フル再生可能になった(無料の場合、楽曲フル再生は毎月1回まで)。さらに、2020年夏には「アプリをより使いやすくスタイリッシュに、LINEのAI技術を活用した楽曲レコメンド機能などを追加する」と予告していた。
今回のアップデートでは、「無料で聴く・見る・歌うが楽しめる新しい音楽サブスク」を目指し、さまざまな機能を強化。
動画共有サイトやSNSの流行曲や最新ヒットチャート(楽曲・MV)がわかるランキングはそのままに、ユーザーの視聴傾向に合わせて好みの楽曲が聞けるプレイリストを提案する「今日のミックス」や、知りたいと思った楽曲をアプリに聴かせるだけで代わりに調べてくれる「楽曲サーチ」など、 LINEのAI技術を活用した機能を新たに搭載した。
ビデオタブを追加するなど、動画対応も強化。また、ソニーの音源分離技術を利用し、楽曲のボーカルをオフにして再生できる「カラオケ」機能も搭載した。
聴く
- ステーション
ユーザーの視聴傾向から、「楽しいとき」「恋するとき」など今の気持ちやムードに合わせた楽曲が聴けるラジオステーション型プレイリスト - 今日のミックス
好みの楽曲をユーザー一人ひとりに合わせて毎日提案するプレイリスト - オートプレイ
視聴している楽曲から好みの曲を自動再生
見る
- ビデオタブ
視聴傾向に合わせて、ユーザーごとにオススメのミュージックビデオを提案。端末を動かすと画面が自動的に回転し、横表示にすればフル画面でミュージックビデオやオリジナルビデオコンテンツを視聴できる
歌う
- カラオケ機能
楽曲のボーカルをオフして、ユーザーの歌声を音源にミックスして再生させることでカラオケさながらの体験が可能。無料/有料ユーザー含め、すべてのユーザーが楽曲再生中の歌詞ページの左下にあるマイクボタンをタップするだけで楽しめる
(カラオケ機能には有線イヤホンが必要)
このほか、アプリの背景カラーを暗くする「ダークモード」に対応。ライトモード/ダークモードの2つのテーマが選択できる。「ビート」「リラックス」「コンサート会場」など、好みの音質に調整するイコライザーも搭載した。
LINE CLOVAの技術を活用した新機能として、今流れている曲をアプリに聴かせて検索する「楽曲サーチ(音声認識検索)」を追加。また、OCR技術を活用してLINE MUSIC以外のプレイリストの画面キャプチャから簡単にプレイリストを作れる「簡単プレイリスト作成」を備え、“プレイリストの引っ越し”もできるようにした。