リスクモンスターは8月25日、「第8回 金持ち企業ランキング」を発表した。調査は2020年7月14日時点で開示されていた2019年4月期決算以降の最新決算を基に、金融機関(銀行、証券会社、保険会社等)、IFRS適用企業を除く決算短信提出企業2,923社を対象に行われた。
決算書の記載に基づき算出したNetCash(※)を比較したランキングでは、1位「任天堂」(8,904億円)、2位「信越化学工業」(同8,130億円)、3位「SMC」(同5,367億円)、4位「キーエンス」(4,766億円)、5位「ファナック」(4,058億円)、6位「セブン&アイ・ホールディングス」(3,747億円)、7位「セコム」(3,601億円)、8位「大成建設」(2,747億円)、9位「シマノ」(2,669億円)、10位「ローム」(2,573億円)、11位「小糸製作所」(2,422億円)、12位「塩野義製薬」(2,289億円)、13位「大正製薬ホールディングス」(2,238億円)、14位「ホシザキ」(2,150億円)、15位「日揮ホールディングス」(2,113億円)、16位「アルフレッサホールディングス」(2,093億円)、17位「メディパルホールディングス」(2,036億円)、18位「バンダイナムコホールディングス」(1,898億円)、19位「オムロン」(1,855億円)、20位「オリエンタルランド」(1,740億円)だった。
※NetCash=現預金-(短期借入金+長期借入金+社債+一年以内返済の長期借入金+一年以内償還の社債+割引手形)
同社によると、今回のランキングは2020年3月決算が主体であり、緊急事態宣言発令後の影響は加味されていないため、本ランキングへの影響は限定的であるものの、上位20社にランクインした企業のうち、14社において前回よりもNetCashが増加している点は、それらの企業が景気動向も考慮しつつ、経営の安定性を高めるための戦略としてNetCashの蓄積を進めているものと考えられるという。