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【この記事のエキスパート】
洋裁・和裁ライター:sakuranbo
三年間家政科専門学校にて基礎を学び、家政科被服検定 洋裁、和裁ともに1級を取得。子育てと両立して複数媒体でライター活動しています。
過去には成人式やブライダルのアイテムを受注制作。
初心者にも洋裁・和裁のおもしろさが伝わる記事を心がけています。
世界で一つの自分だけのオリジナルアイテムを作りたい方の参考になれば幸いです。
初心者にも挑戦しやすい「かぎ針編み」。この記事では、いろんなサイズがセットになった「かぎ針セット」の選び方とおすすめ商品を紹介します。クローバーやチューリップ、エティモといった人気メーカー・ブランドの製品や、おしゃれでかわいい見た目の製品などをピックアップ。
かぎ針セットの選び方
それでは、かぎ針セットの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】レベルにあわせてセットを選ぶ
【2】使う糸にあわせてかぎ針を選ぶ
【3】素材でかぎ針を選ぶ
【4】機能性のあるデザインにも注目
【5】ケースつきなら保管も便利
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】レベルにあわせてセットを選ぶ
かぎ針セットを購入するときには、まず自分のレベルにあったものを選んでください。レベルにあったセット内容がそろっているかどうかをチェックすることが大切です。
▼初心者はかぎ針・とじ針・はさみの3点が入ったものを選ぼう
かぎ針編みがはじめて、あまり慣れていないという初心者の方は、「かぎ針」「とじ針」「はさみ」の3点がセットになっているものを選ぶとよいです。とじ針とはさみは、最低限の必須アイテム。
ほかに、あると便利なのが目数を数えるための「リング」や「マーカー」で、段かぞえマーカーともいいます。これもセットに含まれていれば、途中で作業を中断できるので便利です。
▼上級者は太さの異なるかぎ針がそろっているものを選ぼう
かぎ針編みの経験がある上級者の方には、いろいろな太さ(号数)のかぎ針がそろっているセットが適しています。バラバラにそろえるよりも、セット商品なら統一感が出て見た目も楽しいです。
もし必要な号数のかぎ針がないときは、あとから買い足しましょう。同じメーカーから号数違いのかぎ針が売られているかどうかチェックすることも忘れずに。
【2】使う糸にあわせてかぎ針を選ぶ
かぎ針を購入するときは、使用する糸にあったものを選ぶ必要があります。おもに「かぎ針」「レース針」「ジャンボ針」の3種類があるので、糸のラベルに表記されている適正号数を参考にしてください。
▼まずは基本のかぎ針から
基本となるのは「かぎ針」です。かぎ針の太さは号数で決められており、2/0号・3/0号などのように数字が大きくなるほど太くなります。
号数と糸の太さは、2/0号・極細、3/0号・中細、4/0号・合太、5/0~7/0号・並太、8/0~10/0号・極太、となっています。
糸にあわせてかぎ針を選ぶときは、これを目安にしてください。
▼レース糸には専用のレース針を
レース編みをしたい方は「レース針」を選びます。毛糸より細くてかたいレース糸を使うので、かぎ針と同じ形ですがレース針は2/0号よりも細いのが特徴です。
号数とレース糸の太さは、0~2号・エミーグランデまたはオリムパス18番、4~6号・オリムパス30番またはオリムパス18番、8号・オリムパス50番または40番、10号・オリムパス50番または70番、12号・オリムパス70番、が目安となっています。
▼極太サイズ以上の糸にはジャンボ針
極太の毛糸で編む場合は、普通のかぎ針では対応できません。そのときに使用するのが「ジャンボ針」です。
かぎ針やレース針は号数が糸を選ぶときの目安になりますが、ジャンボ針は号数ではなく、7.0mmや8.0mmのようにmm単位であらわされます。
本格的にかぎ針編みにトライしようとする方は、レース針やジャンボ針もそろえておいてください。
【3】素材でかぎ針を選ぶ
楽しくかぎ針編みをするには、使いやすいかぎ針を選ぶのがポイントです。かぎ針の使いやすさは素材で決まります。どのような素材が使われているか説明しましょう。
▼「金属製」なら引っかかりにくい
使いやすいかぎ針選びには、「引っかからないこと」が重要。編んでいるときに引っかかりがあるとスムーズに作業ができず、集中できなくなります。
引っかかりにくい素材が金属製のかぎ針。表面がツルツルなので編むときに引っかかりにくく、初心者にも使いやすいです。
また、金属製は耐久性もあるので、長く使いたい方に適しています。
▼「竹製」「木製」は手になじむので使いやすい
人によっては金属製は使いにくいという方や、金属に過敏な反応をする方もいるでしょう。そのような方には竹製や木製のかぎ針が適しています。
竹製や木製の特徴は、使いこむごとに手になじんでくる点です。長く使っている間に、手放せなくなる愛用品になるでしょう。
木製のかぎ針は形にこだわったものが多く、手が疲れにくい形やデザイン性で選べます。
▼「プラスチック製」は軽量で安価
コストをかけずにかぎ針編みをやってみたいという方には、プラスチック製が適しています。値段がリーズナブルなので、気軽にはじめられます。
またプラスチック製は軽いのが特徴で、手が疲れにくいです。サイズの大きなジャンボ針には、プラスチック製のものが使われています。
力が一点に集中すると折れやすいので、使い方には要注意です。
【4】機能性のあるデザインにも注目
かぎ針はみた目がシンプルですが、実はいろいろなデザインのものがあります。疲れにくい工夫がなされたものなど、機能面もチェックしてください。
▼グリップつきは持ちやすく長時間の作業におすすめ
長時間使っても疲れにくいかぎ針を求める方は多いことでしょう。そのような方にふさわしいのが、グリップつきのかぎ針です。
細いかぎ針は持ち手も細いので握りにくいのですが、グリップつきは太さがあるので握りやすいのが特徴。
樹脂製のグリップなら手にフィットするので余分な力が入らず、長時間使用しても疲れにくいです。
▼両かぎ針なら一石二鳥!
かぎ針で見落とせないのが「両かぎ針」。1本のかぎ針の両端に針がついているもので、1本で2通りの使い方ができてとても便利です。
たくさんのかぎ針をそろえることができない方は、両かぎ針がセットになっている商品を選んでください。少ない本数で2倍の使い方ができます。
また、本数を少なくできるため、コンパクトな収納が可能です。
【5】ケースつきなら保管も便利
かぎ針セットを選ぶときは、ケースつきを選ぶと収納しやすくなります。商品のなかにはケースつきではないものもあるので、購入時にチェックしてください。
ケースつきなら、かぎ針をなくす心配もなく、外出先にも持ち運びできて便利です。
ケースのなかには1本ずつ固定できるものや、開口部が広いものがあり、扱いやすくなっています。
洋裁・和裁ライターがアドバイス
どんな作品を作るかで選ぶセットは変わります
【エキスパートのコメント】
どんな作品を作りたいか、どんな糸を使いたいかで選ぶかぎ針が違います。初心者は、セットを選ぶときに挑戦したい作品をあらかじめ決めておくとサイズがしぼられるのでおすすめです。使いたい糸があれば、糸のラベルにも針のサイズが書いてあるのでチェックしてみてください。
とにかくいろいろな作品を作りたい場合は、レース針からジャンボ針までそろうものもあるので一気にそろえるのもいいでしょう。