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【この記事のエキスパート】
デザインを軸としたマルチプレイヤー:ウエダ シホ

デザインを軸としたマルチプレイヤー:ウエダ シホ

ブランディング・デザイン事務所にデザイナーとして入社後、「言葉はクリエイティブの基本」という考えのもとデザイン・プラニング・ライティングを専業にする。

現在はフリーランスのライター&デザイナーとして活動を拡大中です。
ライフワークは発酵食材(梅干しや味噌)の工作料理。職人技やプロダクトデザインが光るキッチンツールの収集家としても活動。


「鬼おろし」は、一般的なおろし器よりも大きな刃でおろすので、大根やレンコンをザクザクふわふわな食感にすることができます。今回は、キッチンツールユーザーのウエダシホさんと編集部が、鬼おろしの特徴や素材別のメリット・デメリット、そしておすすめの商品をご紹介します。

おろしやすさが決め手
鬼おろしの選び方

キッチンツールユーザーのウエダシホさんに取材をして、鬼おろしを選ぶ際のポイントを教えていただきました。ポイントは下記の3つ。

【1】一般的なおろし器との違いをおさえる
【2】素材は主に3種類
【3】形状からおろしやすさをチェック

上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。ぜひ、参考にしてくださいね。

鬼おろしのポイント
【1】一般的なおろし器との違い

出典:Amazon

大根おろしを作る一般的なおろし器は皆さんのご家庭にもよくあると思います。形状こそ似ていますが、鬼おろしは歯の大きさやおろした食材の食感、栄養の残り方などが大きく違います。

刃の大きさが違う

出典:Amazon

鬼おろしはご家庭によくあるおろし器と同じように、大根やレンコン、長芋などの固い食材をすりおろす時に活躍するキッチンツールです。「鬼おろし」という名の通り、鬼の歯のような大きな刃でゴリッ、ザクッと食材をおろせるのが最大の特徴です。

古くから職人の手で作られている竹製のものは、和食の定番調理道具なのです。

味や食感が違う

出典:Amazon

一般的なおろし器で食材をおろすと繊維が細かくなりふわふわ食感になります。大根によっては驚くほどの辛味が残ったり、水分が抜けてパサパサになったりしてしまうこともあります。

一方、大きな刃の鬼おろしでおろした食材は、水分をたっぷり含んだザクザクふわふわな口当たりになります。例えば大根をおろすと辛味が出づらく甘さを感じるくらいだといいます。

栄養の残り方が違う

鬼おろしの目の粗い大きな刃は、食物繊維を壊さず食材をおろすことができます。水分が逃げずにおろした食材にとどまるので、栄養成分が流れ出てしまうのも防げます。

例えば大根なら、水分と一緒に流れ出やすいビタミンC・消化酵素をたっぷり摂ることができます。とくに竹製のものはおろす時の摩擦熱が伝わりにくく、さらに栄養成分を残せるそうです。

【2】素材は主に3種類

出典:Amazon

竹製が主流ですが、扱いやすいステンレス製やプラスチック製なども入手しやすくなっています。

食感抜群の「竹製」

日本で古くから使われている定番の鬼おろしは竹製のもので、おろした食材の仕上がりは抜群です。ただし、水分を含んだまま収納するとカビや黒ずみの温床になってしまうのが自然素材の弱点です。

使った後すぐに水洗いをして食材の繊維まで洗い落とし、よく水分を拭き取りましょう。食洗機の使用は避けてください。そして、風通しがよく直射日光の当たらない場所で十分に乾燥させて、密閉し過ぎない場所で保管します。品質によっては刃が折れたりする場合もあるそうです。

切れ味の良い「ステンレス製」

ステンレス製の鬼おろしは、刃が鋭く切れ味がいいのが特徴です。錆びやカビが発生しにくいので、竹製の扱いが心配な方はステンレス製のものが扱いやすいでしょう。

ただし、すりおろす時に食材が金属に反応して、時間が経つと酸化して変色してしまうという心配があります。また、大根などの大きな根菜をおろすにはある程度の大きさが必要ですから、ステンレス製の鬼おろしは重くなりがちな点がデメリットです。

軽くて持ちやすい「プラスチック製」

鬼おろしを使ったことがない方なら、いきなり高価なものに手を出しにくいかもしれません。プラスチック製のものが比較的安価なので購入しやすいと思います。食洗機や乾燥機を使える商品なら使い勝手もかんたんです。

しかし、プラスチック製は刃の鋭さが甘いので、すりおろす時に余分な力が入ってしまいます。無理に力を入れると割れてしまうこともあるそうです。

【3】形状からおろしやすさをチェック

鬼おろしは固い食材を大きな刃でおろすので、慣れるまで力加減が難しいかもしれません。一般的なおろし器では食材を前後に動かしてすりおろしますが、鬼おろしは食材を手前に引く時におろすことができます。

本体が滑りにくいように加工されているか、刃の並んだ部分に十分な幅があるか、持ち手が大きくしっかりしていて力を入れやすいかなども、チェックポイントとなります。

仕上がりをチェック

購入して実際にすりおろしたものを食べないとわからないことではありますが、商品によってすりおろした食材の仕上がりが大きく変わります。刃ひとつひとつの間隔や山型の角度などによっても、おろしにくくなったり仕上がりの食感がよくなかったりすることがあります。

古くから使われている竹製のものが、おろしやすさや仕上がりが優れているといわれています。

お手入れのしやすさをチェック

毎日使うものではない用途のキッチンツールは、お手入れのしにくさを感じるとだんだんと使わなくなってしまうものです。

お手入れのしやすさという基準だけで考えると、自然素材の竹製のものよりステンレスやプラスチックでできたものの方がかんたんです。その中でも、パーツが単純な構成で作られていて隙間に汚れや水分がたまりにくいか、食洗機や乾燥機に使えるかなどもチェックしましょう。

デザインを軸としたマルチプレイヤーがアドバイス
ザクふわ食感の鬼おろしを、ぜひ自宅で作ってみて!

【エキスパートのコメント】

ネットショップで検討するなら、本体や持ち手の寸法をしっかり読みとってください。竹製は意外と大きくて驚くかもしれません。また、刃の山型が鋭角か、交互に並んでいるかなど、細部の作りも確認してください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)