1995年8月24日に「Windows 95」が発売されてから25周年を迎えた。その節目に、米MicrosoftがWindows 95開発に携わった2人のエンジニアのインタビュー「The Start of Something Different, Part 1/ Part 2」をWindows Insider Podcastで公開した。
25年前のWindows 95の発売は、深夜のコンピュータストアの前に長い行列ができる騒動を巻き起こした。GUI(グラフィカルユーザインタフェース)を大幅に改善。アプリケーションや各種ツール、ドキュメント、設定などへの入り口になるStartボタンを採用。ネットワーク機能を強化し、プラグアンドプレイで周辺機器や拡張カードを容易に使えるようにした。一般的にはまだ一部のマニアしか使っていなかったパソコンを広く普及させたエポックメイキングなOSである。その後のバージョンアップでインターネット関連機能を実装し、インターネットの普及にも貢献した。
2015年の20周年時にMicrosoftは、Windows 95発売当時に同社がマーケティングに用いたローリングストーンズの「Start Me Up」のデジタル版を米国で無料提供した。それから5年が経ち、Windows 95発売を体験したWindowsユーザーが少数派になりつつあるためか、25周年では開発当時の様子を伝えるポッドキャストを用意した。Part 1では、Raymond Chen氏(Windows担当プリンシパルソフトウエアエンジニア)がWindows 95の歴史と、初期のアプリケーションの互換性やテストをふり返っている。Part 2では、Chris Guzak氏(Windows担当プリンシパルソフトウエアデベロッパ)が、Startメニュー、タスクバーなどWindows 95の体験と、初期のユーザビリティテストについて語っている。