きょう25日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドキュメンタリー番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、江戸切子職人・三澤世奈さんに密着する。

  • 『セブンルール』の密着を受ける三澤世奈さん=カンテレ提供

ガラスの表面をカットすることで美しい模様を浮かび上がらせる江戸切子。180年以上続くこの伝統工芸品に魅せられ、日々作品を生み出し続ける若き女性職人が三澤さんだ。女性ならではの、日常に溶け込むカワイイデザインが特徴の彼女の作品は、ミシュランの名店や一流ホテルなど多くの場所で重宝されている。また、彼女の親方であり、切子の世界では誰もが知る職人の堀口徹さんも「色の組み合わせにやられた。今までの江戸切子になかったし、自分の中にもなかった」と期待を寄せる。

幼い頃から手先が器用だったいう三澤さん。「友達の携帯をきらきらのデコ電にしたり、ネイルチップを作ったりして、すごく喜んでもらえた」という原体験から、将来は「自分が好きなもので喜んでもらえる仕事がしたい」と考えていた。

そして大学時代、彼女の人生を変える出会いがあった。「現在の親方が監修をした、江戸切子の器で作った美容クリームの商品を見たときに、本当に感動したっていうか衝撃を受けて…」(三澤さん)。すぐに弟子入りを志願したものの、タイミングが合わずに断念。その後、一度はネイルサロンに就職したものの、江戸切子への思いが諦めきれず、日々ホームページをチェックしていたところ、ある日、小さな文字で求人募集を見つけた。そこで再び門を叩き、彼女の職人人生がスタートした。

それから日々研鑽を積み重ね、昨年、29歳の若さで自身のブランド「SENA MISAWA」を立ち上げた。それでも、「毎日が挫折と成功の連続」で、「これができるようになった」、「まだこれができないんだ」と、試行錯誤を繰り返す日々を過ごしている。

江戸切子は、職人の数が減少するなど徐々に衰退しつつあるが、三澤さんは「自分自身が江戸切子に人生を豊かにしてもらった。恩返しをしていきたい」と語る。「生きている中で一番楽しい」と、爽やかにほほ笑む彼女の7つのルールとは。

美しい江戸切子のグラスが好きと話すスタジオメンバーたち。家でウイスキーを飲むことがあると話す長濱ねるも、「江戸切子で飲めば家での時間も彩られそう」と興味津々の様子だ。また、ネットショッピングの話に移ったスタジオでは、尾崎世界観のもとに届いたあるメールマガジンの内容に、メンバー一同爆笑となる。