せとうち広島デスティネーションキャンペーン推進協議会とJRグループは24日、「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」(せとうち広島DC)を2020年10~12月に開催すると発表した。
せとうち広島DCでは、「ミタイケンひろしま」をキャッチフレーズに、観光型高速クルーザー「SEA SPICA(シースピカ)」、観光列車「etSETOra(エトセトラ)」をはじめ、せとうち広島の観光をより一層楽しめる新たな観光素材を用意する。
観光列車「etSETOra」は10月3日にデビュー。広島県西部のメイン観光地、宮島の玄関口である宮島口駅と、東部のメイン観光地であるしまなみ海道の玄関口、尾道駅を結び、せとうちの多島美や広島の食の魅力を堪能できる。呉線を運行する往路では、美しい瀬戸内海の多島美を眺めながら楽しめる絶品スイーツ、山陽本線を運行する復路では、列車に揺られながら上質なバー空間で沿線のお酒やおつまみが楽しめる。
「SEA SPICA」は、JR西日本グループと瀬戸内海汽船グループが導入する新しい観光型高速クルーザーで、「せとうち島たびライン」(広島港~三原港)を1日1往復する。船内の1階キャビンではラウンジのようなソファでくつろぎながら、2階屋外デッキ「スピカテラス」ではせとうちの風を感じながら、瀬戸内海の多島美を楽しむことができる。
せとうち広島DC期間中の週末を中心に、観光列車「etSETOra」、観光型高速クルーザー「SEA SPICA」と組み合わせての旅行に便利な臨時「ひかり629号」(新大阪駅10時18分発・博多駅13時3分着)も運転される。「ひかり629号」は三原駅に11時40分に到着し、「SEA SPICA」(三原港13時25分発)や「etSETOra」(三原駅を土休日13時59分発、平日14時40分発)に乗り継ぐことも可能。「ひかり629号」を利用した旅行商品がおもな旅行会社から発売される予定となっている。