ダイキン工業は8月24日、第6回「ダイキン空気のお悩み調査隊がゆく!」を発表した。この取り組みは、空気にまつわる課題や悩みごと、素朴な疑問を調査する活動となる。今回の調査では、2つの結果が報告された。

まず、「窓開け換気はエアコンの消費電力にどれほどの影響を与えるのか」というテーマに対し、真夏の日中(7~19時)の時間帯にエアコン「つけっぱなし」の状態で、30分に1回、5分間の窓開け換気をした場合と、窓開け換気をしない場合の消費電力量を調査したという。

  • 窓開け換気をした場合と、窓開けをしない場合の比較(エアコンはつけっぱなし)

その結果、真夏の日中にエアコンをつけっぱなしにした状態で、30分に1回、5分間の窓開け換気をした時の消費電力量は5.52kWh、窓開け換気をしない時の消費電力量は4.02kWhに。電気代に換算すると、窓開け換気をした場合は約149.0円、窓開け換気をしない場合は約108.5円となり、窓開け換気では電気代が1日で約40.5円上がったことに。

続けて、「真夏の日中、 窓開け換気をする場合、 エアコン『つけっぱなし』の方が消費電力は少なくてすむ?」という調査結果が報告され、真夏の日中に30分に1回、 5分間の窓開け換気を実施し、換気時にエアコンの電源を小まめにオン・オフ(換気時に電源オフ/換気後に電源オン)した場合と、 エアコンを「つけっぱなし」にした場合の消費電力量が調査された。

  • 換気時にエアコンの電源をオフにした場合と、換気時にエアコンを「つけっぱなし」にした場合の比較

すると、真夏の日中12時間、「30分に1回、5分間の窓開け換気」をした場合、 換気時にエアコンの電源を小まめにオン・オフした時の消費電力量は7.51kWh、 エアコンをつけっぱなしにした時の消費電力量は5.82kWhで、 窓開け換気時にエアコンをつけっぱなしにした方が消費電力量は少なく、電気代で1日で約45.7円(1ケ月換算で約1,371円)下がったことなった。

今回の結果を踏まえ、つけっぱなしにした方が室温の上昇が抑えられていることからも、、窓開け換気時のエアコンは「つけっぱなし」が省エネ性と快適性の両面から正解といえそうだという。

  • エアコンの電源オフ・オンと消費電力、電気代の関係