『仮面ライダーゼロワン』に続く、"令和仮面ライダー"の第2弾として2020年9月6日に放送がスタートする『仮面ライダーセイバー』の追加キャストが23日、発表された。

『仮面ライダーセイバー』は、剣と本をモチーフにした、ファンタジー活劇。主人公は、仮面ライダーの力を手に入れた小説家・神山飛羽真。ある日突然、街の一部がぽっかりと消え、それが異世界=「ワンダーワールド」に出現するという現象が発生。いったい何が起きたのか混乱する人々の前に、仮面ライダーセイバーが現れる。

本作は、個性的なライダーが多数、登場することも特色となっている。ライダーたちは古来より伝承されてきたという「聖剣ソードライバー」と「ワンダーライドブック」とよばれる本によって変身し、異世界の強敵たちと激闘を繰り広げる。バトルスタイルもそれぞれ異なり、華やかなソードアクションも大きな見どころ。また、最新の映像技術を駆使し、ドラゴンが暮らす謎めいた異世界や剣士団の基地などを幻想的に表現している。

新たに発表となったキャラクターは、飛羽真の夢に登場する先代の炎の剣士。数々の映画、ドラマで圧倒的な存在感を発揮し、昨年は『やすらぎの刻~道』(テレビ朝日)で孤高の男・根来鉄兵に扮した俳優・平山浩行が演じる。彼は、十五年前に起きた異変で、裏切り者の剣士・カリバーに立ち向かい、飛羽真を救うも生死不明となった謎の存在。過去の争いの真実がわかるにつれ彼が背負ったものの大きさが明らかになるという物語の鍵を握る人物であるという。

平山浩行(先代の炎の剣士役)コメント

子供の頃の夢が叶いました。40歳を過ぎて仮面ライダーに出演できる喜びを感じております。また、僕が見ていた頃とは映像も進化しており、CGを使った、よりファンタジー要素の強い見応えのある映像で、子供から大人まで楽しめる作品になっています。年齢が2回りも違う若き俳優と共に夢のある作品づくりに日々励んで参りたいと思います。

先代の炎の剣士
飛羽真が見る夢で、十五年前におきた異変の最中、同志であり友人であった裏切り者の剣士・カリバーに立ち向かい、異変に巻き込まれた飛羽真を救い、異変を止めるも生死不明となる。過去の争いの真実がわかるにつれ彼が背負ったものの大きさが明らかになる。

さらに、 主人公・神山飛羽真/仮面ライダーセイバーの仲間となるのは、大剣を背負う最強の剣士にして、子育て真っ最中の子連れライダーという設定。15年前に裏切った闇の剣士・仮面ライダーカリバーとは親友らしく、若い剣士を見守る存在となる。演じるのは、俳優・生島勇輝。2011年から俳優として本格的に活動をはじめ、堤幸彦監督のドキュメンタリードラマ『Kesennuma,Voices』(TBS)などで実績を積んできた。史上初のイクメンライダーとして活躍が期待される。

生島勇輝(尾上亮・おがみりょう/仮面ライダーバスター役)コメント

尾上亮役で出演させて頂くことになりました生島勇輝です。「仮面ライダーへの出演が決まりました。しかも、変身します。ライダーです。」と連絡が来た時は、あまりの出来事に驚き、自らの耳を疑いました。 まさか36歳になってライダーの一員になれるとは思っていなかったので(笑)。 しかも、史上初の子育てライダーと伺いました。そして、僕が幼少期に見ていた『仮面ライダーBLACK/RX』の頃から関わっている方達もいらっしゃると伺い、「なんて幸せな現場だ!」と思いました。 少なからず、仮面ライダーを通った男の子は、なれるものならライダーになってみたいと願うものです。過ぎ去ったはずの夢の舞台が、令和の奇跡で僕のもとにやって来てくれました。 一年と言う長い時間、一つのチームで作品作りに関わることが出来ると言うのも、役者としてはとても貴重な体験です。日曜日の朝に元気と勇気を届けられるよう、精一杯やらせて頂きますので、よろしくお願いします。

尾上 亮/仮面ライダーバスター
大剣を背負う最強の剣士にして、最強の子育て王。ひとり息子・そらを育てる、子連れライダー。主人公・飛羽真が夢に見る15年前の戦いに参加した歴戦のつわもの。闇の剣士・仮面ライダーカリバーとは親友だった。彼がなぜ裏切ったのか探りつつ、若き剣士たちを見守っている。

また、ストーリーテラーの役割を担う謎の存在・タッセルを、音楽ポップユニット「レ・ロマネスク」のボーカル、TOBI(トビー)が演じる。レ・ロマネスクはボーカルのTOBIとコーラスのMIYAがフランス・パリで結成、"パリで最も有名な日本人"といわれるほど、フランスでブレークした日本人ユニットだ。帰国後、『お伝と伝じろう』(NHK Eテレ)のメインキャストとして異色の魅力を披露。近年は俳優やラジオパーソナリティーなど、多彩に活動している。フランスの特撮ドラマ『フランスファイブ』でカマキリ怪人役を演じたこともあるTOBIが、人間なのかどうかすらわからない謎多き存在、タッセル役で怪演を見せる。

レ・ロマネスクTOBI(タッセル 役)コメント

歴史ある仮面ライダーシリーズに出演させていただくことになり、身に余る光栄で大変うれしく思います。タッセルは謎が多い人物です。ワンダーワールドの秘密を知っているようだし、のちにライダーに変身するのか、それとも悪役なのか、誰かの「成れの果て」なのか。今後タッセルが、どうストーリーに関わってくるかにも注目してもらいたいです!

観てくださる方々の心に響く仮面ライダーにしたいと、スタッフも出演者も気持ちを1つにして、熱く制作中です。ぜひ皆さんも「物語の結末」まで一緒に駆け抜けていただければと思います。何とぞよろしくお願いします! ※タッセルが使うあいさつ「ボンヌ・レクチュール」は、フランス語で「よい読書を」という意味です。

タッセル
異世界「ワンダーワールド」のどこかから、物語を紡ぐように飛羽真たちの活躍を語る謎多き存在。人間なのか、人間ではないのか、はたまた現在に生きているのか過去の存在なのか、それすらも不明。彼が飛羽真たちと関わるとき、多くの謎が明らかになり、物語が大きく動いていく。

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