消防庁の2018年の調査によると、熱中症によって救急搬送された人のうち、48.1%が満65歳以上の高齢者です。これは、高齢者が若い人より暑いと感じにくいので、体の中に熱をためて脱水状態になってしまうという理由のほかに、節電意識から「エアコンをあまり使わない」からでは? という指摘もされています。
そんな中、あるツイートが注目を集めました。
その投稿は、杏(@apricot_candy_a)さんが自身の祖母の発言を紹介したもの。90代という杏さんの祖母、エアコンを積極的に活用して熱中症から身を守っているそうで、その理由、わかりみしかありません。
うちの祖母(90代)はさっさと冷房をつけるタイプのお年寄りだけど
「世の中の便利になっていくものを堪能しないんじゃ、何の為の長生きか分からんわ。電気代で寿命を買えるなら安いもんだ。不便な時代を知ってこその今の便利だ」
って考え方がとても好きなので、ぜひ知っていただきたい。
(@apricot_candy_a)より引用
まさに「年長者の知恵」そのもの、人生哲学を感じる発言には、「最高にかっこいいおばあちゃまですね」「不便な時代を知ってこその今の便利 素晴らしく素敵な言葉ですね」「歳を取ると、過去を振り返る事が多いけど、今をポジティブに生きる姿勢は見習わなくては」「おっしゃる通り! 電気代で買える命!」「真理ですわ!」など、数多くの共感と称賛の声が寄せられています。
また、「その言葉全国に伝わってほしいですね」「うちの祖母(90代)も『エアコン使わないなんて、おかしいんじゃないの?』と言ってます」「70~80代のお年寄りよりも90越えのお年寄りの方が進歩的な考えの人が多い印象があるんですが、そういう考えだからこそ元気で長生きできるんでしょうね」など、同じ考えの高齢者の家族や、その考えがより広く浸透してほしいという読者からも賛同の声が上がっていました。
ちなみに杏さんの祖母、結婚生活で相手への愛情をどうはかるか聞かれると、「いびきをかいてる寝顔さえ愛しいと思ったり、疲れてるのかと気遣えたりできるうちは大丈夫。うるさいと感じたり、寝顔が憎たらしく思えたら終わり。……私はあの人の最後の顔だって愛しかったよ」と説明するなど、他にも多くの示唆に富んだ発言をしているそうです。
うちの祖母(90代)はさっさと冷房をつけるタイプのお年寄りだけど
— 杏 (@apricot_candy_a) August 20, 2020
「世の中の便利になっていくものを堪能しないんじゃ、何の為の長生きか分からんわ。電気代で寿命を買えるなら安いもんだ。不便な時代を知ってこその今の便利だ」
って考え方がとても好きなので、ぜひ知っていただきたい。