マイナビは8月20日、「転職活動における行動特性調査(2020年)」を発表した。正社員の20代~50代男女のうち、直近1年間(2019年6月以降)に転職活動をした1,600名(転職者(すでに新しい職場に転職した人)800名、転職活動者(まだ転職活動を終えていない人)800名)が対象。調査は6月12日~17日、インターネットで行われた。

  • 転職活動理由

転職活動を始めた理由を聞いたところ、「副業や兼業を行える環境が欲しかった」と答えたのは転職者で4.3%に対し、転職活動者は12.4%となり、約3倍となった。転職活動を終えていない転職活動者は、すでに新しい職場に転職した転職者よりもコロナ禍の影響を受けている可能性が高く、副業・兼業への意識が高いことが読み取れる。

転職サイトで企業の求人情報を見る際に「副業可能」と記載のある求人の場合、全体の63.3%が「応募意欲が上がる」と回答した。特に転職活動者においては、すべての年代で6割以上が「応募意欲が上がる」と回答しており、副業への関心の高さが伺える。

  • 転職サイト掲載の福利厚生等に関する言葉への印象

また、「在宅勤務可能」に対して「応募意欲が上がる」と回答した割合は、20代で67.2%、30代で60.5%に上り、コロナ禍において柔軟に働ける環境を望む傾向が見られた。