俳優の香取慎吾が出演する「サントリー天然水 スパークリングレモン」の新テレビCM『レモスパっと!』篇(15秒・30秒)が21日、WEBで先行公開された。同CMは24日から全国で放送される。
新CMのキーワードは「レモスパっと!」。都会の街を1人だけ滑らかにスイスイと進んでいく、黄色い鼻(スポンジボール)が目印の香取が登場。「レモスパに、旬がきました」とカメラ目線でにこやかにアピールする。気持ちのいい青空の下で「レモスパ」をゴクゴク飲むシーン、「レモスパっといきましょう!」「青空はつくるもんだよ」というメッセージを通して、明るく晴れやかな気分へと後押しする商品の魅力を伝える。
都会の街のシーンでは、香取が滑るように人をかき分け進んでいく様子を撮影するために、ローラースケートを履き滑りながら撮影。ある程度スピードを出しつつ、人と人との間をすり抜けるという難しいスケーティング技術が求められた。その上、演出の都合で「手を動かさないで」「蹴り出しも最初の数回だけ」というさらなる高いハードルが課されたものの、香取は難なく一発でクリア。監督の要求に完璧に応えた姿に驚いたローラースケート指導の先生が、「慣れていますね」と声を掛けると、香取は「いやいや。ローラースケートは本格的にやったことがないので、見よう見まねの雰囲気だけでやっているんです」と明かした。
現場で披露した香取のローラースケート技術がハイレベルだったため、監督の要求もますますハードルが上がり、「蹴り出しのポイント」や「スピード感」など、ワンカットごとに微調整が加わり、10テイク以上重ねる場面も。体力的にもかなり厳しい撮影内容だったが、香取は笑顔を絶やさず丁寧にこなした。また、わずかに重心がずれてしまったシーンも、抜群の運動神経でリカバリー。そして、こだわりの演出項目を全てクリアした15カット目に、監督が「今のめちゃくちゃ良かったです。バッチリ! 素晴らしい!」とOKを出すと、周りのスタッフから大きな拍手が沸き起こった。
香取は、CMの見どころについて「気持ちが晴れやかになるところ」とアピールし、「青空の下で撮影することができて、気持ち良かったです。普段は結構なインドア派で、家にこもって絵を描くことが多いんですけど、外に出て青空から光をもらうと、体が喜ぶような気がしました。何だか明るくなれるし、やっぱり太陽って気持ちいいですよ」と撮影を振り返った。
また、ローラースケートを履いた撮影について、「当たり前のようにやりましたけれど、本当はそんなにうまくないんですよ(笑)。若い子だったら、事前にローラースケートの練習時間を取ったのかもしれませんが、僕の場合はそういうのなしに、現場へ来たら『はい、これです』みたいな・・・(笑)。しかも、ちょっとでも地面を蹴る回数が多いと、『あそこはスーッと行ってください』と言われて、またやり直しという。何ですか、“スーッ”て(笑)」とコメント。
「僕はスケボーですね。子供の頃、ローラースケートをやってる子の後ろをスケボーで滑っていました。でも、僕が小学校5、6年生ぐらいの時は、それこそ日本中の小学生がローラースケートを履いてましたし、僕自身、ローラースケートを履いた王子様に憧れてこの世界に入りましたからね。そうしたら、ローラースケートよりも、スカートとかストッキングを履く仕事の方が多かったみたいな(笑)」と冗談交じりに話した。
そして、少年時代によくやった“夏の遊び”を聞かれると、「やっぱり花火は夏という感じがしますし、それこそ家でやる線香花火ひとつでも楽しいですよね。最近は昔と比べて、なかなか花火をやれる場所も少なくなってきていますが、あの光の美しさは特別かなと。花火がしたいです」と答えた。
夏に欠かせないものは、「冷やし中華」とのこと。「ごま油とマヨネーズの冷やし中華が大好きで、昨日も食べました。やっぱり冷やし中華を6人前ぐらい食べると、夏だなという気がします。あ、これリアルですよ。冷やし中華を1人前で済ませられる人を尊敬します」と香取らしいエピソード。
さらに、「青空はつくるもんだよ。」というCMのコピーにかけて、“今つくりたいもの”を聞かれると、「みんなの笑顔ですね。今は人と離れなければいけない時期なので、イベントも中止が多くなっていますが、応援してくれるファンの皆さんに早く会いたいなと願いつつ、直接会えなくても笑顔をキャッチボールできたらなと思います」と語った。