学情は8月19日、「テレワーク」に関する調査結果を発表した。調査は6月24日~8月7日、同社運営の新卒向け就職情報サイト「あさがくナビ」会員の2022年卒学生682名、および20代の転職サイト「Re就活」会員の社会人783名を対象にインターネットで行われた。
入社先の企業で「テレワークを実施する頻度」を聞いたところ、2022年卒学生は「週に1~2回」(38.9%)が、20代転職希望者は「週に3~4回」(36.5%)が最多となった。また、「週3日以上」を希望する人の割合をみると、20代転職希望者が61.1%であるのに対し、2022年卒は45.4%とい、20代転職希望者よりも「少ない頻度」での「テレワーク実施」を希望していることが明らかに。
2022年卒の学生からは、「会社の雰囲気や仕事の仕方に慣れるためには、出社して対面でのコミュニケーションが必要」「仕事を覚える期間は、テレワークは不便」「出社したほうが、先輩の仕事の仕方を見ることもでき勉強になると思うので、週に数回は出社したい」といった声が寄せられ、早く仕事に慣れるためにも、テレワークよりも出社した方がいいと考えている学生が多いことがわかった。
次に、入社先の企業で「テレワーク」をする場合にあるとうれしい制度や環境について尋ねたところ、2022年卒学生は「仕事の進め方を学ぶ機会」(63.2%)が最も多く、次いで「対面でコミュニケーションを取る機会」(58.7%)、「対面での研修」(55.2%)と続いた。
一方、20代転職希望者は「eラーニングなどの研修」(43.7%)や「定期的な出社日」(41.4%)、「明確な評価制度」(39.3%)を希望する割合が高く、社会人経験のある20代と2022年卒では、テレワークの際に求める制度や環境が異なることが分かった。