X570、B550に続いて、オーバークロックやPCIe 4.0、デュアルグラフィックスの対応を見送ってコストを抑えたAMD A520チップセットが発表され、同時にA520チップセットを搭載するマザーボードが主要各社から一斉に発表された。いずれの製品も、販売開始は8月22日の午前11時からを予定する。
AMD A520チップセットとは?
AMD A520は、Zen 2アーキテクチャを採用する第3世代Ryzenプロセッサなどに対応するチップセット。ソケットは従来どおりAM4で、B550ではサポートするCPUのオーバークロックやデュアルグラフィックス、PCIe 4.0をサポートしない点が特徴となる。
ASUS
ASUSが発表したA520チップセット搭載マザーボードは、TUF GAMINGシリーズから1製品とPRIMEシリーズから2製品。いずれもMicroATXフォームファクタを採用した製品で、映像出力にHDMI 2.1を備えた「TUF GAMING A520M-PLUS」と、メモリスロットを2基に減らして低価格を実現した「PRIME A520M-E」に注目だ。
- TUF GAMING A520M-PLUS(税別12,000円)
- PRIME A520M-A(税別9,100円)
- PRIME A520M-E(税別8,700円)
ASRock
ASRockはMicroATXフォームファクタを2製品、Mini-ITXを1製品発表。いずれも「Ultra M.2」を採用し、PCIe 3.0に対応する高速なM.2 NVMe SSDを搭載できる他、「A520M-ITX/ac」ではWi-Fi 5の無線通信を利用できる。
- A520M Pro4(税別9,980円)
- A520M-HDV(税別7,990円)
- A520M-ITX/ac(税別12,800円)
BIOSTAR
BIOSTARからはMicroATXフォームファクタを採用する「A520MH」が発売予定。税別価格は6,980円で、映像出力にHDMI 1.4b、D-subを搭載。Zen2アーキテクチャ採用のRyzen APU「Renoir」シリーズの搭載で、シンプルでコストパフォーマンスの高い構成に向くとしている。
- A520MH(税別6,980円)