スマートフォンの内蔵ストレージは、使い続けるにつれ空きが減るもの。写真に動画、音楽、アプリと記録されるデータは増える一方、まめに整理整頓しないことにはいくらストレージ容量があっても足りません。

Androidには、内蔵ストレージの整理用ツールが2種類用意されています。ひとつは「アイテムを削除」という設定アプリ組み込みの機能で、もうひとつは「Files(by Google)」という独立したアプリです。どちらも「設定」→「ストレージ」→「空き容量を増やす」の順に画面を開くと起動できますが、それぞれ機能が異なるため、ケース・バイ・ケースで判断して使いわけましょう。

「アイテムを削除」は、長期間使われていないアプリと、ダウンロードフォルダに保存されているパッケージファイル(拡張子がAPKのファイル)を探し出して表示します。アプリが最後に起動されてからの日数が表示されるため、これからも使う予定がなさそうな場合は、この画面で削除してしまいましょう。

もうひとつの「Files」は、自動的にストレージを検索し、ストレージを無駄に使用していると考えられる「ジャンクファイル」、同一の写真や動画などの「重複したファイル」、撮影されてから日数が経過した「古いスクリーンショット」、写真や動画などの「サイズの大きいファイル」などのカテゴリに分類します。「選択して空き容量を◯◯◯MB増やす」などと書かれたボタンをタップすると、削除対象のファイルが一覧表示されるので、問題なければ削除を実行しましょう。

なお、Filesにも長期間使われていないアプリを検索する機能が用意されています(使用状況へのアクセスを許可する必要あり)。つまり、Filesは「アイテムを削除」の機能を包摂しているので、どちらか迷ったときはFilesを選べば確実です。

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