タレントのマツコ・デラックスが、きょう15日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『マツコ会議』(毎週土曜23:00～)で、今流行りのアニメーションを使ったMVを手掛ける動画師であるWabokuさん、ぽぷりかさん、南條沙歩さんに質問をぶつける。

  • 『マツコ会議』8月15日の放送より＝日本テレビ提供

まずは、「ずっと真夜中でいいのに。」の「秒針を噛む」のMVを手掛けたWabokuさん。髪色が個性的なWabokuさんが最初に手を振ってくれたことに、マツコは「ちょっと安心しちゃった」。MVを見たマツコは「歌と同じぐらい作家性みたいなものが出て、それも相乗効果で評価されるっていうかがわかる」と理解を示す。

さらに話を聞くと、Wabokuさんは1秒間に12枚絵を描きそれを動かすという。MVの曲尺が4分半で計算すると、およそ3,240枚を描き上げるという。制作期間は、1曲で2カ月半～3カ月と話すWabokuさんに対し、「相当もらわないと」とマツコは動画師たちのお金事情にも切り込んでいく。

続いては、「ヨルシカ」の「だから僕は音楽を辞めた」のMVを手掛けているぽぷりかさん。「アタシの世代からだと、逆にちょっと懐かしい感じ。ちょっとキュンとするような感じよね」とすんなり入れたというマツコ。ぽぷりかさんはWabokuさんとは違い、フル3Dいう技術を使う。

その3D制作の流れを説明すると、そのハイテク活用にマツコは「アタシたちはオワコンだってことですよ」と絶望する。

最後は、いま女子高生から大注目の“YOASOBI”の最新MVを手掛ける南條沙歩さん。作品によって作風が変わるといい、ティザーと呼ばれる宣伝映像では、自由に視点を変えられる360度映像を使い、MVの公開前から話題となった。

やっていることは最先端だが、ちょっと懐かしくなるような音や絵に「みんな疲れたところにこういう感じのが刺さったんじゃない?」と分析するマツコ。アニメーションの世界は「日本のメインカルチャーだから、そろそろ声をあげていい時がきたんじゃない?」と今後のアニメーション業界について真剣に考える。