お笑い芸人の小籔千豊が、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜20:00~)に二条晴良役で出演することが14日、明らかになった。大河ドラマ初出演となる。

小籔千豊

小籔が演じる二条晴良は、二条家の当主。永禄11年(1568)より、関白職。公家同士の力関係の中で、近衛前久と対立する。

小籔は「『麒麟がくる』と言われたときは、田村と川島がくるのかと思うくらいピンとこなかったです。おばあちゃんや死んだ母親が喜んでいることでしょう。周りや作品に溶け込めるようにがんばりたいと思います」とコメントしている。

小籔のほか、正親町天皇役を坂東玉三郎、今井宗久役を陣内孝則、摂津晴門役を片岡鶴太郎、覚恕法親王役を春風亭小朝、筒井順慶役を駿河太郎、朝倉景鏡役を手塚とおる、お市役を井本彩花、浅井長政役を金井浩人、足利義栄役を一ノ瀬颯が演じることが発表された。坂東、手塚、井本、一ノ瀬も大河初出演となる。

大河ドラマ第59作となる『麒麟がくる』は、戦国初期の戦乱の中、各地の英傑が天下を狙う一大叙事詩。大河ドラマとしては初めて智将・明智光秀(長谷川)を主役とし、その謎めいた前半生に光を当てながら、彼の生涯を中心に戦国英傑たちの運命の行く末を描く。新型コロナウイルスの影響で、放送は6月7日の第21回をもって一時休止し、8月30日に再開する。