フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、難病を抱えながら活動を続ける男性に密着した『それでも僕は生きていく ~ももちゃんとの約束~』を、16日に放送する。

  • 『ザ・ノンフィクション』8月16日の放送より=フジテレビ提供

“126万人に1人”といわれる希少難病・アイザックス症候群など4つもの重い病を抱えながら生きる香取久之さん(49)。症例が極めて少なく、症状も見た目からわかりづらいため、周囲に病気のつらさを理解してもらえない。

発症当時は自殺を考えるほど苦しんだ香取さんだが、いつしか 「自分と同じように、1人で生きづらさを抱えて苦しんでいる人々を救いたい」という思いを抱き、7年前に大手企業を辞めた。

仲間たちとNPO活動を続けるものの、収入源はわずかな募金のみ。1,500万円以上の貯金をつぎ込んだ上に、3,000万円もの借金を背負ってしまったことで、家族との間に溝が生まれてしまう。なんとか借金を返済しようと事業を始めるが、まったく軌道に乗らず、毎月100万円近い赤字。その上、ステージ4の大腸がんに侵されていることが判明する。

すでに肺や肝臓にも転移し、5年生存率は十数%。抗がん剤の副作用にも苦しめられ、身体も心もボロボロな中、それでも活動を辞めない香取さん。それは、1人の少女と「ある約束」を交わしていたからだ。

10歳までの生存率が10%未満といわれる深刻な病を抱える、米田ももちゃん(10)。車椅子の生活を送るももちゃんのため、起死回生の一手を打つ香取さん。そして、ももちゃんに訪れる小さな奇跡…。

4つの重い病、借金、ステージ4のがん…次々と訪れる苦境に耐えながら、命懸けの活動を続ける1人の男の姿を、小池栄子のナレーションで追っていく。

(C)フジテレビ