女優の石原さとみが主演するフジテレビ系ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(毎週木曜22:00~)の第6話(20日放送)に、女優の高林由紀子、山谷花純、俳優の佐戸井けん太がゲスト出演する。

  • 山谷花純=フジテレビ提供

高林が演じるのは、萬津総合病院の入院患者・小川早苗。みどり(石原)に現在飲んでいる薬の有無を尋ねられるが、何も飲んでいないと答える。処方された薬を指示通りに飲む早苗の体調は一向に良くならず、その原因として多剤耐性菌(抗生剤を使用しすぎることにより、多くの抗菌薬に耐性を獲得した菌)を早苗が持っている可能性が出てくる。みどりは早苗が倒れる前に抗生剤を処方されていなかったのかどうか調べ始める。

山谷が演じるのは、月経困難症で苦しむ遠野倫。相原くるみ(西野七瀬)が初めて1人で服薬指導をすることになる患者で、くるみの服薬指導通りに薬を飲んで生活するも体調は改善せず、それどころか、激しい腹痛に襲われ、入院することになってしまう。

佐戸井が演じるのは、町の開業医・長崎浩。現在服用している薬はないと言い張る早苗が以前通っていたと思われる病院のが長崎医院で、真相を知るために、みどりは長崎医院へと向かい、長崎と対峙(たいじ)する。

高林、山谷、佐戸井、野田悠介プロデューサーのコメントは、以下のとおり。

■高林由紀子
病院薬剤師の連続ドラマって初めてでしょうか。買い物がてらのウォーキング、食事作りの毎日の中、コロナの壁が迫ってくるようでいつもと違う感覚で撮影に臨みました。早苗は独身で会社の事務職を定年退職、退職金で中古のマンションを買い趣味でパッチワークをしているという女性で、全て私には経験のない事ばかりでした。そんな早苗の生き方が身につまされました。ぜひ、早苗さんと同年代の方たちの感想をお聞きしたいです。

■山谷花純
放送開始前から楽しみにしていた作品に出演させていただき、とても幸せです。コロナの影響で蓄えていたさまざまな感情を、芝居を通して放出することができました。私が演じた遠野倫は月経困難症に悩む1人の女性です。病と向き合う過程の中で、正しい知識を得て人に頼る勇気が生まれるまでの成長を見ていただきたいです。他人からしたら、“たかがそれだけ”と感じる悩みも当人にとってはすごく大きな悩みの場合もあります。きっと、多くの女性が抱えるこの病に対して少しでも多くの方々に理解していただけるきっかけになればうれしいです。

■佐戸井けん太
第6話は、医者と患者との信頼関係のお話だと思います。寄る辺ない身の上の方にとって、長崎先生が出してくれる薬はまさに命綱。大病院が必ず非人間的で、町医者が必ず人情味あふれているって訳でもないけど、大病院では得られない安らぎを、温かな長崎医院に求めているんですね。でも、長崎先生が良かれと処方した薬が意外な結果を招きます。今回、長崎先生を演じて感じたのは“初心忘るべからず”ってことですね。

■野田悠介プロデューサー
人からはなかなか理解されない、孤独にさいなまれている2人の患者。原因は環境だったり、人に言いづらい病気や薬だったり、普段周りの人たちが気がつかない悩みを抱えています。ピルのことなどこの話を通して少しでも多くの方々に知っていただければと思っております。また、1人の患者を初めて任されたくるみがどう向き合うのかにもご注目ください!

  • 高林由紀子=同

  • 佐戸井けん太=同

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