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【この記事のエキスパート】
作家・脚本家・トラベルライター:南原 順
ゲームメーカーでプロデューサー、雑貨メーカーでマーケティング部長として勤務の後、企画会社(有)ピー・セッション設立。著書は「陰陽師『安倍晴明』」(二見書房)など、小説・ノンフィクション・トラベルガイドなど多岐にわたる。脚本では、2019年10月上演の音楽時代劇「佐那と龍馬」、RPGゲームアプリ「セフィロティクサーガ(ケムコ)」など。雑貨メーカーやIT企業の顧問を務めたり、現役の添乗員・プロガイドでもある。複数の出版社にてノンフィクションや小説を出版。
忠臣蔵や新選組など、過去の歴史背景や人物の足跡を学び、史実を知ることができる日本の歴史小説。とくに戦国時代をテーマにした小説は根強い人気があります。この記事では日本の歴史小説のおすすめ作品を紹介します。あわせて選び方のポイントも解説していきますよ。
歴史小説と時代小説の違い
二つの言葉は同じような意味に使われることもありますが、史実に基づくかどうかが大きな違いです。史実に基づき描かれるのが「歴史小説」で、歴史上に実在する人物や時代背景をベースに作家ごとの解釈が盛り込まれています。一方、史実に基づかずフィクションとして描かれるのが「時代小説」で、特に江戸時代の作品を指すのが一般的です。
この2つを作品ごとに明確に区別することが難しいだけでなく、小説を楽しむという観点から両者を分けることにそれほど大きな意味もはいので、この記事では、どのタイトルも歴史小説として紹介していきます。
戦国時代や幕末など、あなたの好きな時代は?
日本の歴史小説の選び方
興味のない時代やその背景を知らなければ楽しむ読むことはできませんよね。作家・脚本家・南原 順さんに取材をして、日本の歴史小説の選び方のポイントを教えていただきました。時代や作者をよくチェックすることが大切です。ぜひ日本の歴史小説選びの参考にしてください。
好きな武将や人物、興味のある時代で選ぶ
戦国時代や幕末など、日本の歴史小説の舞台となる時代には、いろいろな時代があります。さらに、主人公やメインとなる登場人物も、歴史上の人物だけでなく、いろいろな立場の人が取り上げられています。
ドラマや漫画などである歴史人物に興味が出たときや、勉強していて興味を持った時代があれば、好きな時代や人物の日本の歴史小説を選ぶとよいでしょう。最後まで興味を持って読み進められます。
好きな作家が歴史小説を手掛けているかチェック
本を読むのが趣味などで、好きな作家のいる人は、好きな作家の手掛けた日本の歴史小説を選ぶのもよいでしょう。好きな作家の書いたものなら、文体や表現も自分好みのものですので、歴史小説というジャンルにはじめて挑戦したいときにも読み進めやすいです。
同じ時代や人物を取り扱った小説でも、文体や表現は作家によって異なります。作者ごとに読み比べてみるのも、日本の歴史小説の楽しみ方のひとつです。
作家・脚本家からのアドバイス
歴史小説の魅力とは、未知の発見と謎解き
【エキスパートのコメント】
歴史小説のおもしろさは、それぞれの書き手が歴史探偵となって、推理し、証拠を集め、分析して組み立てる謎解きと発見、さらには大胆な仮説の展開にあります。
今回は、平安時代から、戦国時代、幕末・明治、昭和まで、さまざまな時代から、初心者でも楽しめる歴史小説を集めてみました。歴史が苦手な方はもちろん、歴史好きの方にも楽しんでもらえるはずです。