カンロはこのほど、昨今の新型コロナウイルス感染拡大や大規模な自然災害での被害を受け、キャンディを通して社会にエールを贈る「キャンディエール」プロジェクトをスタートした。
同社では、このプロジェクトを2020年下期(7月〜12月)の重点施策として位置づけている。「キャンディにできることを実直に行っていきたい」と代表取締役社長の三須和泰氏。(1)お客様へのエール、(2)社会へのエール、(3)社員へのエールの3軸で行う。
キャンディが入った缶にメッセージを書いて贈れる「キャンディエール缶」(税込500円)を9月18日に、ポストインしてそのまま送れる「ポストイングミッツェル」を11月に、カンロ直営店「ヒトツブカンロ」(東京・新宿・大阪の3店舗)で発売する。キャンディエール仕様のエコバックも用意する予定。
なお、キャンディエール缶は全国約5,000人の中高生に寄贈。同社社員から応援メッセージとともにエールを贈る取り組みも実施する。
また、動物の形を象った親子向け知育グミ「あそぼん! グミ」の売上のうち100万円を動物園アプリ「one zoo」を通して全国の提携動物園へ寄付。
8月15日には「おうちで動物園」と称し、あそぼん! グミブランドサイトのコンテンツとして、one zoo主催の天王寺動物園ナイトZOOイベントのライブ配信を行う。
さらに、同社で働く社員へのエールとして、社員がより働きやすい働き方へのシフトを強化。新型コロナウイルス感染拡大から、同社では本社、研究所、支店において原則在宅勤務を実施、継続している。
本社出社率30%以下を目標にするほか、在宅勤務により目が行き届きにくくなっている社員の健康状態をチェック・サポートする取り組みも実施していく。成果を重視した評価制度の構築や、IT戦略によるスピード化・可視化なども推し進め、効率化を図ることでも社員へのエールにつなげるという。