交通新聞社は8月17日、『関西人はなぜ阪急を別格だと思うのか』(税込990円)を発売。本書では、分かりやすいエピソードを交えながらビジネス書とはちょっと違うテイストで、「阪急ブランド」が強固である理由を解説する。
著者の伊原薫氏は、鉄道・旅行雑誌や書籍、Webニュースなどで執筆するほか、テレビ番組への出演や監修など幅広く活躍する。
本書によると、阪急といえば、個性派ぞろいの関西私鉄各社のなかでも「高級」「美しい」といったイメージが強い。さらに顧客満足度日本一の企業にも選ばれ続け、信頼のブランドを築いている。しかし創業時にさかのぼると、「田舎を走るミミズ電車」などと揶揄されるほど、周囲からの"期待度ゼロ"と言えるような路線だった。どのようにして、"期待度ゼロ"から"顧客満足度No.1"へと認められるようになったのか? 阪急の本質に迫るという。