元SKE48でタレント・矢方美紀(28)の約2年間の軌跡をたどるドキュメンタリー番組『乳がんダイアリー 矢方美紀 2020~夢をあきらめたくない~』(NHK BS1スペシャル)が、9日(22:00~)に放送される。

  • 『乳がんダイアリー 矢方美紀 2020~夢をあきらめたくない~』 =NHK写真提供

2018年に乳がんの告知を受け、手術によって左胸を全摘出した矢方。その直後から、治療や日々の思いを自撮りで伝える「#乳がんダイアリー 矢方美紀」をNHKオンライン内でスタートした。公開された映像は2年間で180本を超え、28歳の誕生日を迎えた6月29日の更新が最終回となった。

「胸を再建しない理由」や「がんの治療と妊娠」などのデリケートなテーマも自分の言葉で率直に語り、大きな反響を呼んだ「乳がんダイアリー」。矢方は、がんの再発を抑える治療を続けながら、幼い頃からの夢だった「声優への道」を歩みはじめている。

今回放送される『乳がんダイアリー 矢方美紀 2020~夢をあきらめたくない~』はその約2年間の軌跡をまとめた内容で、夢をつかもうと奮闘する矢方の姿を伝える。ナレーションは、声優の松田洋治が務める。

矢方は8日、オフィシャルブログでも同番組を告知。「約2年間の軌跡を放送していただきます。たとえ病気になっても遠回りになっても夢である“声優”はこれからも追い続けていきます」と決意を新たにしている。

■矢方美紀コメント
今回、約2年間取材してくださった私の映像をドキュメンタリーとして放送していただきます。病気に無知な私自身、取材や自撮りの動画を通して「乳がん」という病気を理解し、治療を続けてきました。この私の姿が、たくさんの方に届いた時にいったいどんなふうに映るんだろう? と、正直なところ不安もありましたが、番組を通してたくさんの出会いがあり、視聴者の皆様からメッセージをいただき、“自分”という存在に少しずつ自信が持てました。この2年間は、私の人生にとって、変わるきっかけとなり、「生きる」ということに向き合い考えることができたとても深い時間でした。これからも、夢とそして自分の病気に向き合って生きます。

  • 『乳がんダイアリー 矢方美紀 2020~夢をあきらめたくない~』 =NHK写真提供