読売新聞グループ代表取締役主筆・渡辺恒雄氏(94)を取材したドキュメンタリー番組『NHKスペシャル 渡辺恒雄 戦争と政治~戦後日本の自画像~』が、9日(NHK総合・21:00~)に放送される。
吉田茂政権から安倍晋三政権まで、70年にわたって戦後政治の表と裏を目の当たりにしてきた読売新聞グループトップ・渡辺恒雄氏。これまで映像メディアの単独取材には応じてこなかったが今回、複数回のロングインタビューが初めて実現した。
渡辺氏の証言から浮かび上がるのは、歴代総理大臣の“戦争体験”が戦後日本に与えた影響。渡辺氏にとっての「政治を見つめる原点」も、軍隊の理不尽さを痛感した戦争体験だったという。
戦後生まれが人口の85%となり、「戦争の記憶」が薄れていく戦後75年目の日本。戦後の日本が戦争とどのような距離感の中で形作られ、現在に何をもたらしているのか。渡辺氏の独占告白から紐解いていく。