2.5次元俳優の荒牧慶彦とお笑いコンビのかが屋が出演する、Huluで配信中のネットドラマ『恋、ランドリー。』(日本テレビ制作、毎週土曜19:00配信 ※全8話)の第2話が、きょう8日に配信される。
深夜のコインランドリーを舞台に男3人が切ない恋を語る本作だが、第2話のテーマは「デート服対決」。正統派から奇抜なコスプレファッションまでを着こなす3人に、ドラマの見どころなどを聞いた――。
■コインランドリー通いはスタイリッシュ?
――今回はコインランドリーが舞台の作品ですが、コインランドリーを使ったことはありますか?
荒牧:だいぶ前にありますけど、(今回のロケ地のように)こんなスタイリッシュな感じじゃなかったです。もっとこじんまりしてましたね。
賀屋壮也:僕も銭湯の横にあるようなところに行ってましたね。乾燥機かけると、めちゃくちゃ臭くなるんですよ(笑)
加賀翔:ここは「DRY&WASH」の文字が立体になってるし(笑)
荒牧:そうですよね(笑)。僕、この現場に入ってから、街のコインランドリーを注視するようになったんですよ。そしたら、今はだいたいどこもスタイリッシュになってて、ビックリしましたね。昔行ってたところと、全然違いました。
賀屋:だいたいおいしいコーヒー出しそうな店構えしてますよね。
――洗濯や乾燥を待ってるときは、どんなことしていました?
荒牧:僕が行ってたところは家から近かったので、1回帰ってましたね。
賀屋:僕は本とか読んでいたこともあります。高校のとき、コインランドリーに行くのがカッコいいと思ってて。
荒牧:ちょっと分かります(笑)
賀屋:分かりますよね! スタイリッシュな一人暮らしのニューヨーカーみたいな感じで、勝手に家で洗濯機回して、洗濯物をとってコインランドリーに持ってきて、小遣いの中から100円出して乾燥機に入れて、大江健三郎の小説を読むっていう。これが一番カッコいいと思ってたんです(笑)
加賀:僕は武蔵小金井の「シャボン玉」っていうコインランドリーに行ってました。近くのコンビニで働いていたので、そこで売ってた週刊誌を持ってそのまま洗い物をして…という感じですね。
――じゃあ、今回のドラマのように、知らない人にいきなり話しかけられるなんて経験はないですよね。
荒牧:いやぁ、そんな人が来たら無視しますね。それか適当に相槌打って。
賀屋:こんなこと言ったらアレですけど、1話の冒頭の桶田(加賀)の立場で、小板(荒牧)と泡島(賀屋)に話しかけられたら、絶対ダッシュで逃げますね。怖すぎるもん(笑)。急に「あー喉乾いたな!」なんてでっかい声で話しかけられたら、ビックリして店から出ちゃいますよ。でも、そこを踏み込んでいくとこんなことがあるかも…っていうストーリーなので、面白いんですよね。
■普段絶対着ない衣装に注目
――そんな今作の見どころをお願いします。
加賀:僕らががっつり書いた脚本を僕らが演じている中に放り込まれる荒牧さん(笑)。明らかに“かが屋有利”の状況の中で、どんなお芝居を演じられているのかというのは、かなり見どころだと思います。全部“素”でやってるんじゃないかと思うくらい、本当に入り込んで言ってるセリフも素晴らしかったので。
荒牧:かが屋さんの初めての脚本ということと、単純にストーリーが面白いんですよ。あと、「これ、どうなったんだろう…」って思う回もあるので、そこを楽しみにしていただけたらと思いますね。
賀屋:もちろんストーリーも見てほしいんですけど、狭いコインランドリーという空間でいろんな撮り方をしてもらったので、ワンシチュエーションだけど、いろんな角度から見られる技術の素晴らしさですね。それと、衣装も毎回違います。かなり個性的で、普段絶対着ないだろうっていう衣装をみんな着てるので、そこも楽しみにしてほしいですね。
加賀:僕、一番落ち着いて地味な役なのに、そんな服でさえ絶対普段着ないんですよ(笑)。あと、泡島のランドリーバッグも見てほしいです(笑)
賀屋:そうそう、本当に小道具もすごく細かいんですよ。泡島の読んでる本とか、いろいろあるので何回も見てほしいし、「あそこの場面が次の回につながってるんじゃ?」みたいなのも探して楽しんでもらえれば。