調子に乗って使い続けていると容量が足りなくなるのは、iPhone内蔵ストレージだけではありません。インターネットのどこかに置かれた「iCloudストレージ」も、いつの間にかメール(iCloudメール)や写真、ボイスメモの保存件数が増え、容量不足寸前の状況を通知で知ることになります。
しかし、内蔵ストレージと違いiCloudストレージには増量の余地があります。Apple IDを持つユーザに無償で割り当てられる5ギガバイトにくわえ、最大2テラバイト(2000ギガバイト)ものストレージを追加できるので、容量不足は一気に解決します。
2020年8月現在、iCloudストレージは50ギガバイト(130円/月)、200ギガバイト(400円/月)、2テラバイト(1,300円/月)の3プランが用意されています。基本的には、今後必要になりそうな容量を選びますが、家族でiPhoneを利用している場合には200ギガバイト以上のプランがお勧めです。
その理由は「ファミリー共有」。200ギガバイト以上のプランは、ファミリー共有に登録されたアカウントと容量を共有できるのです。たとえば3人家族の場合、50ギガバイトのプランをそれぞれ契約する場合に比べ月々の出費が10円増えるだけにもかかわらず、200÷3=66.67ギガバイトとより大容量を使える計算になります。
しかも、最初から人数で割った容量を割り当てられるのではなく、ファミリー共有に登録したアカウントの総使用量で計算されるため、iCloudストレージをあまり使わない家族がいたとしてもムダになりません。家族のうち1人でも"iCloudストレージ使いまくり"の人がいるのなら、200ギガバイト以上のプランを家族でシェアするのがおトクですよ。