ProFutureは8月6日、「2021年卒 就活川柳・短歌」「2021年卒 採用川柳・短歌」の入選作品を発表した。同コンテストは、2021年春入社に向けた就職・採用活動をテーマに、 就活生、 採用担当者のそれぞれの目線で印象深いエピソードの川柳・短歌を募集したもので、7月1~12日の期間にそれぞれ706作品、82作品が寄せられた。

就活川柳・短歌の最優秀賞は「ウェブ面接 止まる回線 止まらぬ汗」(大阪府/はらDさん)。同社は「WEB面接中に、実際に回線が止まった時の焦りがこちらにもしっかりと伝わってくる優れた作品である。作者と同じ経験をし、共感する学生は少なくないだろう。『止まる』と『止まらぬ』の対比も素晴らしく、 作者の焦りをよりリアルに生々しく表現できている」と評している。

優秀賞は「AIに 思い語るも 愛は無し」(京都府/忠犬社員志望さん)と「散歩ゆく 自宅面接 母の愛」(東京都/ひらこすさん)の2作品が受賞した。

佳作は「ウェブ面接 犬がワンワン 僕カンカン」(東京都/あんちょうさん)、「オンライン 固まったふり 上手くなる」(大阪府/サドルさん)、「部屋がない WEB面接は トイレから」(東京都/ながくぅさん)、「『立ってみて』 下の確認 祈られた」(京都府/ほそまっちょになりたい。さん)、「コロナ禍で わかる企業の 対応力」(神奈川県/ぬんぴぃさん)、「WEB面接 ハキハキ笑顔で 下ジャージ」(東京都/TKさん)、「WEB面接 心の距離も ディスタンス」(福岡県/VSSさん)、「どこも来る 延期の知らせ 白い手帳」(東京都/パンまつりさん)、「新しい スーツとパンプス 未開封」(福島県/このはさん)、「売り手市場 そんな時代も あったのか」(京都府/みっちぇるさん)、「布マスク そんなものより 内々定」(大阪府/ルシエルさん)の11作品。

また、採用川柳・短歌の最優秀賞は「オンライン 親が近くで カンペ出し」(東京都/アイスの実さん)、優秀賞は「つぶやいて(Twitter) 撮って(Instagram) 踊って(TikTok) いいねして(SNS全般) どれだけやったら 学生来るのか」(神奈川県/川崎の大仏さん)、「ウェブ面接 独り言かと 母乱入」(兵庫県/面接官さん)が受賞した。

佳作は「WEB面接 なぜかとなりに お母さま」(東京都/ぴとさんさん)、「背景の アイドルポスター 部屋一面 推しメン分かる Zoom面接」(東京都/ねぎさん)、「採用で 保ち続けた ディスタンス 内定しても 距離は埋まらず」(愛知県/守りの会社の攻めの人事担当さん)、「リモートで 面接するため 出社する」(東京都/ウチサダイタルさん)、「面接で 『ウサギの耳は 外してね』 背景外し 耳は外れず」(神奈川県/学生を見る目が母親モードさん)、「IT化 成功しないと 上層部 やれば出来るよ 部下優秀」(東京都/ひがしさん)、「WEB面接 ネクタイ締めて サンダルで」(東京都/よしよしよっしーさん)、「WEBセミナー 画面の向こうは カメラ無し まるで気分は YouTuber」(愛知県/守りの会社の攻めの人事担当さん)、「結局は 社長のお気にの 顔ばかり」(茨城県/フーマンさん)、「君が今 固まってるのは 我々が 失言したのか Zoomのせいか」(東京都/イルカさん)の10作品。