米AMDは8月5日、モバイル向けAPUに新たに「AMD 3020e」と「AMD 3015e」の2製品を追加したと発表した。米Lenovoが同プロセッサを採用した教育現場向けモバイルノートPCの製品化を発表している。

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    AMDが安価でTDP 6WのモバイルAPUを追加

今回発表された「AMD 3020e」と「AMD 3015e」はともに、Zenアーキテクチャをベースに14nmプロセスで製造されるモバイル向けAPUで、グラフィックス機能としてAMD Radeon Graphicsを統合している。PCI ExpressバージョンはPCIe 3.0。省電力性も特徴としており、TDPは6Wだ。

AMD 3020eはCPU構成が2コア/2スレッド、ベース/ブーストクロックが1.2GHz/最大2.6GHz、GPUのクロックが1000MHzでEU数が3基、キャッシュはL2が計1MB、L3が計4MB。対応メモリはDDR4 2400MHz 2ch。

AMD 3015eはCPU構成が2コア/4スレッド、ベース/ブーストクロックが1.2GHz/最大2.3GHz、GPUのクロックが600MHzでEU数が3基、キャッシュはL2が計1MB、L3が計4MB。対応メモリはDDR4 1600MHz 1ch。

両APUを採用する製品として、米Lenovoが教育現場向けのモバイルノートPC「Lenovo 100e 2nd Gen」と、同2in1ノートPC「Lenovo 300e 2nd Gen」を発表。前者の価格は219ドルから、後者の価格は299ドルから。北米市場では2020年9月の発売を予定している。

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