米Appleは8月4日 (現地時間)、ワールドワードマーケティング担当のシニアバイスプレジデントであるPhil Schiller氏が同職を退任し、Apple Fellowに就任することを発表した。ワールドワイドマーケティング責任者の後任はGreg "Joz" Joswiak氏(現ワールドワイドプロダクトマーケティング担当バイスプレジデント)。同氏は、シニアバイスプレジデントとしてエグゼクティブチームに加わる。
Schiller氏は1987年に入社。Steve Jobs氏がCEOだった時代からAppleのキーノートに度々登場しており、ユニークなキャラクターでAppleファンに愛されている幹部の1人。現在のエグゼクティブチームの中では最古参だ。2016年にAppleがアプリストアの改革に乗り出した時にApp Storeの責任者に就任、昨年コミュニケーション担当バイスプレジデントのSteve Dowling氏が退社した際には暫定的に広報責任者も引き継ぐなど、マーケティングやサービスの要として活躍してきた。Apple Fellowとして同氏は、引き続きApp StoreやAppleイベントをリードする。発表文の中で、数年後には家族や友達との時間を増やし、個人的なプロジェクトに取り組む時間も作りたいと語っている。
Joswiak氏は、20年以上にわたって様々なApple製品のマーケティングにリーダーとして携わり、製品管理および製品マーケティングを監督する立場から初代iPodや初代iPhoneを含む数々の大ヒット製品に貢献してきた。