「第46回放送文化基金賞」が4日発表され、俳優の柄本佑と女優の桜井ユキが演技賞を受賞した。

  • 柄本佑(左)と桜井ユキ

柄本は、NHKのドラマ『心の傷を癒すということ』で受賞。「『心の傷を癒すということ』では、最終選考に残った『完本 怪談牡丹燈籠』や『知らなくていいコト』におけるものとは大きく異なる人物を演じ、人の心に寄り添う大切さを噛みしめたストイックな演技が圧巻だった」と講評された。同ドラマは、テレビドラマ番組部門の最優秀賞を受賞した。

桜井は、NHKのドラマ『だから私は推しました』で受賞。「ネット上の承認欲求に振り回されてしまう現代人の心の屈折や、『女オタ』にのめり込む疾走感を巧みに表現した演技力は秀逸。初主演のドラマで、その魅力を十二分に発揮したことを高く評価したい」と選考理由が説明されている。同ドラマは、テレビドラマ番組部門の優秀賞を受賞した。

そのほか、各部門の最優秀賞は、テレビエンターテンイメント番組部門がフジテレビ『奇跡体験!アンビリバボー 仲間たちとの12年越しの約束SP』、テレビドキュメンタリー番組部門が日本テレビ『NNNドキュメント’19「なかったことに、したかった。未成年の性被害(1)」「なかったことに、できない。性被害(2)回復への道は」』、ラジオ番組部門がTOKYO FM『ねじれちまった悲しみに』。

『奇跡体験!アンビリバボー 仲間たちとの12年越しの約束SP』が密着した慶應大学ラグビー部OBの杉田秀之さんは、出演者賞を受賞した。

  • 杉田秀之さん (C)フジテレビ