お笑い芸人のバカリズムと井浦新がW主演するドラマ『殺意の道程』(さついのみちのり)が、11月9日よりWOWOWで放送されることが明らかになった。
本作は『素敵な選 TAXI』『住住む』『架空OL日記』など、脚本家としても多彩で幅広い作品を手がけるバカリズムのオリジナル脚本。復讐を目的に"初めての殺人"に挑む従兄弟同士という役で、バカリズムと井浦新がW主演かつテレビドラマ初共演を果たす。取引先の口車に乗せられて多額の負債を抱え、自らの命を絶った小さなダンボール加工会社の社長の息子・一馬(井浦)と彼の従弟・満(バカリズム)による完全犯罪は果たして成功するのか。その道程を細かく描いていく本格サスペンスかつ新感覚コメディだ。
脚本・主演を務めるバカリズムは「普通のサスペンスドラマで省略されるような部分を、細かく描いたら意外と面白いんじゃないかと思って書いてみました。企画書の段階で一馬役を井浦さんにやっていただきたいと思っていて、正式に決定する前から勝手に当て書きで脚本を書いていたので、引き受けていただいてほっとしています。井浦さんとは年齢も近いので、空き時間に漫画やテレビの話をしたり、とても楽しく撮影しています。一応、サスペンスコメディと言っていますが、多分あまり見たことがないタイプの変なドラマになっていると思います。面白いので、必ず最終話まで観てください」と自信を見せている。
同じく主演の井浦は「シリアスな復讐劇が根底にあって、そこにあるメッセージ性をバカリズムさんの世界観やユーモアで包み込んでいます。観てくださる方たちに、どこに向かっていくのか分からないバカバカしさが面白さとなって伝われば良いなと思っています。生きる喜びや目的をどこかに置き忘れてしまった男たちが、復讐を通して知らず知らずのうちに少しずつ『人生のきらめき』を取り戻していく物語でもあります。最後まで観終わった後に、登場人物から『小さな喜びや希望』を感じ取っていただける作品に なれたならと思います」と本作の魅力について語っている。
連続ドラマ『殺意の道程』はWOWOWプライムにて11月9日(月曜 24:00~)スタート。全7話(第1話無料放送)。